ひさびさにコドモではない話題を‥。
ある人の日記(←育児日記)を読んでいて、フと思い出したのだけれど、そう言えば、昨年だったか、町でミョウな人に声をかけられました。わたしより若干若いと思われる男の子。吉祥寺でのできごとでした。
その日わたしは、仕事だかなんだかを吉祥寺で終え、後は電車に乗って家に帰るばかりというところでした。が、たまたま帰り道にあったゲームソフト屋になんとはなしにフラリと立ち寄りました。もうこの頃はさほどゲームをやっていたわけでもなく、特に買いたいものがあったわけでもなく、本当になんとなくフラリでした。
わたしがPS2の棚をぼんやり眺めていると、どこからか感じる視線。辺りを見回すと、棚ではなく、明らかに「わたしの顔」を眺めている男の子が1人。中背細身メガネをかけた、インドア属ゲーマー系の男の子でした(ヒョロリもやし系)。
(うーん、知り合いにこんな人いたかなぁ‥。)
そもそも人の顔を覚えるのが苦手なわたし。ひもオフで会ったことがない!とも完全には言い切れず、たぶん会ったことないと思うけど、ひもオフの写真かなにかで、あちらが一方的にわたしを知っているとか‥?とも考えられなくもなく(なにせそこはソフト屋)、うーーん‥と思いつつ、店を出たのでした。
すると、店を出た途端、かかる声。
「あのー」
振り返ってみると、やはりさっきの。ハッ、やっぱり知り合いなのー?いろいろなデータをアタマの中で読み込みつつ「はい?」と返事をするわたしに、少年、
「アニメイトはどこでしょう?」
は?アニメイト?いや、吉祥寺のアニメイトはあそこだと思うけど、なぜわたしにそれを聞くんだか‥。わたしってアニオタっぽい?(まるきりハズれていないにしても?)困惑しつつも、いちおう、丁寧に答えてあげるわたし。親切。おまけに、そろそろ閉まるかもね?急いだ方がいいかもね?とまで教えてあげた。
‥にも関わらず。
わたしの顔を見たまま立ち去ろうとしない少年。なんなのよー。早く行けっつってんぢゃーん。さすがにちょっと気味が悪くなってきて、そそくさと(なぜわたしが)その場を立ち去り、電車に乗って帰ってきたのですが‥。
あれは一体なんだったんだー。夜、帰ってきた風太くんに、さっそく話をする。すると、マジメな顔して(いや実際マジメに)風太くん曰く。
「それは、ナンパだよ。」
いや、それだけはありえない。アニメイトの場所を聞くナンパ。あ、ありえなすぎる‥。