さぶさぶ。

一気に涼しくなりましたね。明日はひさびさにいい天気らしいので、そろそろこたつ布団でも干しておこうかなと思ってます。

さて、きのうのつづきで、陶器の話。以前は洋食器にばかり目がいっていたわたしですが、数年前、ちょうどカメラを手にしたころから、日本のものにより興味を持つようになりました。和物の陶器では、山形県・平清水焼の雷神窯でつくられる青磁に強く惹きつけられます。平清水焼は、日本全国の窯の中ではさほど有名というわけでもなく(日本の窯30選くらいには入ってくるかな)、なかでも6窯中1番の新参者である雷神窯に至っては、ほとんど知られていないのではないかな。空手家から転向したという陶芸家が窯主の一風変わった窯元です。

ひと言で青磁と言っても、その風合いは多種多様。しっかりした色のものから限りなく白磁に近い淡い色のもの。厚手(に感じられる)のものから、触れるのもためらわれるほど薄く焼かれたものまで。

雷神窯の青磁は、水をたたえたような透明感にあふれています。残念ながらまだ本物を手にしたことはないのですが、写真で見るたび目を奪われます。藤原三代の平泉、芭蕉の句で有名な山寺とともに、いつか3泊4日くらいでこの雷神窯を訪ねられればと思っています。

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