風邪の功名

風邪が長引いています。2週間くらい?ようやくどうやら治りかけてきたところです。

とにかく鼻がつらい風邪で、でもまだ鼻をかむこともできない、鼻吸い道具(というものがあるのです>ご存知ない方々)で吸われるのも嫌い、薬も嫌い、とまぁ手の施しようがなく、かわいそうだけれど、ほとんどなにもしてあげることができませんでした。

身体の調子がわるいと、よく言うのは、(赤ん坊が)おっぱいに頼るようになること。普通の食べ物に対する食欲がなくなるのと、安心を求めるためなのかな。けれど今回は鼻がつらいために、その寝ながらのおっぱいすらほとんど飲まない日が数日。

そのため、わたしの徐々に減ってきていた母乳の量はさらに減り、ほたるさんもおっぱいなしで(あるいは「ほとんど」なしで)寝ることにだいぶ慣れました。思わぬ、風邪の功名!

助産院仲間では2才すぎまでおっぱいをあげている人も珍しくないのですが、やはり、1才7か月、時期的にはそろそろやめたい時期ですものねぇ。歯がほぼ揃ってきて当たると痛いし、大好きな肉と乳製品を断つのもそろそろ限界‥!って感じで。起きているときはもうほぼ完全になくなって、昼寝と夜と、とにかく寝る前の安定剤代わり、という程度にまではなっていたのですが、そこから先がなかなか進まず、いったいいつになったら終わるのだろう‥と思っていたところだったので(かと言って、こちらからアクションを起こして断乳するところまでは考えていなかったので)、今回、自然な形で、また少し卒乳に向けて一歩前進したことに、かなり喜びを覚えているわたしです。きっと、あと少し!

それにしても、今回のことをきっかけに、ほたるさん眠りにつくのがとても上手になりました。大人になると考えもしないけれど、赤ん坊のときって眠るのがとてもヘタなのですね。最初はきっと「眠い」という不快な感覚をどうしたら処理できるのかわからないのだろうな。そのうち、わかってきても、今度は眠るのが怖かったりするのだろうな。赤ん坊も数カ月目になると寝言らしきものを言ったりするので、なにかきっと夢を見ているはずなのだけれど、赤ん坊は、目が覚めて「ああ、よかった、今のは夢だったのか」とは思えないはずだから、夢と現実との区別がつかないなら、それは確かに眠るのが怖いかもしれない。そんなこんなで、寝起きではなく、寝る前に機嫌悪くぐずる子は少なくないのですが(ほたるもそうなのですが)、ここ最近は、本当にすぅっと上手に眠るようになりました。眠りに身を任せる方法を覚えたという感じでしょうか。ちちと「すごいなぁ」と話しています。夜中起きる回数もとても減ったみたい。起きてもたいしておっぱい出ないことがわかったからかしら。最初は、鼻が苦しくてずっと寝不足だったから起きないのかと思ったけれど、夜の寝不足が解消されてもう1週間ほどにはなるのにまだ起きる回数は少ないから、どうやらそうではないみたい。やっぱりきっと卒乳まではあと少し!

そうそう、薬も、飲めるようになったのです。王先生のところで以前いただいた漢方のお薬(そのときのカルテノートを見たら、今回とおんなじ風邪の症状だったので飲ませることに)。これまで飲みやすいように湯冷ましで溶いて飲ませようとしていたのですが、どうやらこれがいけなかったみたい。お茶に混ぜたり、ジュースに混ぜたり、いろいろやっても飲んでくれないので、しょうがない、わたしが代わりに(同じ風邪がうつっちゃったので)飲んじゃおう、と粉薬の袋を開けていると、それが薬だとはわかっていないほたるさん、そばに来て「自分にもくれ」と言う。どうせすぐに吐き出しちゃうだろうと思いつつも、まぁいいけど、となめさせてあげると、しばし味わった後、また「くれ」と言う。その後もぺろぺろぺろぺろ、結局1袋、完食。なーんだ、顆粒のままなめさせれば喜んで食べてくれたのでした。葛根湯系の漢方で、甘い味だったしね。次回からもこれでいこう〜。これで風邪ひいてもちょっと安心。

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