子役に思うこと

こどもを産んでからというもの、本当にいろいろと世の中の見方が変わりましたが、映画を観てこんなことまで考えるようになるとは、思いもしませんでした。近頃、子役のね‥心配をしてしまうのです。

映画「陰陽師」には、まぁ大人が見たら「うふふ」と笑えてしまうほど、ちゃちいツクリモノだったりはするわけなのですが、腕が(斬られて)飛んだり、首が飛んだりするシーンがいくつか出てくるのですね。人間同士が斬り合ったり、鬼に喰われたり。それを、例えば「II」だと、登場人物のこどもが見ている、というようなシーンがあるのです。泣きながら。それがね、本当の涙ではないといいなぁ‥と、映画に入り込みながらも、少しだけ現実に引き戻されて、思ってしまう。

暴力的な映像がどうのとか、芸能界にこどもを入れることについてどうだとか、そういう難しいことまで考えるわけではないのです。ただ、あの子が傷ついていないといいな、怖がっていないといいなと思ってしまう。

ほたるがね、ミッフィーに出てくるぬいぐるみ(ミッフィーの大事にしているクマのぬいぐるみ)の手がとれる(糸がほつれてとれてしまう)シーンを見る度に、泣くのですよ。痛いと感じるのか、怖いと感じるのか。世の中に慣れきった大人にとっては、本当になんてことないシーンなのですけれどね、そんな出来事がある度に、ああこどもというのはなんて柔らかな心を持っているのだろうと気づかされ、その傷つきやすい心を今はまだ守ってやりたい‥と思わされるのです。

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