田舎な生活

行ってきました、山梨の家。完成までわたしも2度ほど足を運んでいましたが、この週末がはじめての晴天。山好きの両親がホレこんだという周りの山々の姿を初めて目にすることができました。

家からは中央高速を使って2時間弱。早ければ1時間半で行ってしまうという距離です。朝のんびり出発して、あちらに着いたのは午後1時を回ったころ。すぐさま、おなかを空かせて待っていた母(母とババ(祖母)は2日ほど前に列車で山梨入りしていました。ババはすでにお昼を待ち切れずに食べてしまっていました)を乗せて、近くにある「おいしい学校」へ。イタリアン料理店・ハーブスパ・宿泊施設・宴会場・地場野菜即売所・資料館等々を併設した春にできたばかりのこの施設はわたしたち家族の大のお気に入り。ここのイタリアンでクリスマスランチをすませた後、野菜のスーパー(野菜がデかい!)肉魚のスーパーで買い物をすませ、ようやく木の匂いのする新しい家に戻りました。

家は、前が畑、そしてその向こうに山の見渡せる軽い斜面に建っています。いちばん見晴しのいい1階部分には、リビング兼客間の広い和室が。1面は山の見える窓、1面は広いベランダに続くガラス窓、1面はダイニングにつづく襖という、壁がたったの1面しかない解放感あふれる部屋です。1階にはその他、ババ専用のやはり眺めのいいこじんまりとした洋室もあるのですが、この和室がすっかり気に入ったババはさっぱりその洋室は使っていない様子。お客さんが来るときだけ、本来の自分の部屋に(仕方なく)戻ろうなんて言っていました。ママ長年の憧れだった対面キッチンも、洗濯乾燥器にもなるというお風呂場も、ちいさな窓のあるトイレも、どれもなかなかのものでした。

2階には、両親の洋室と、わたしたちの部屋兼客間の和室と、ウォーキングクローゼット風な納戸、トイレ、洗面所があります。両親の部屋はやはり2面採光。山の見える窓とちいさなベランダにつづく窓があります。一方わたしたちの部屋は〜‥すべての部屋の中でいちばん追いやられているかも?さんざん悩んだあげく洋間から和室に変わった部屋なので、窓の位置やらなにやらがちょっと不思議なつくりになっています。ま、部屋があるだけでもありがたいと思わなければ。

ひと通りの探検が終わったあとは、荷物の片付けをしました。一応、前の週に両親が大きなものを運び入れていたのですが、まだ細々したものが片付いていなかったのでそのお片付け。この頃には日もかなり傾き山の向こうに沈みかけていました。東京ではいやになってしまいそうなこんな片付け仕事も、窓の外の自然を眺めながらすすめると、それほど苦にならないのが不思議なところです。片付けが終わると、ようやくひと段落。初めて和室のこたつに入り、フヒーと息をつくことができました。しばし休んでから、再び母に合流して今度は夕飯のお手伝い。祖母、母、わたし、と3人揃って台所仕事をするなんて、初めてだったかもしれません。これも広々としたキッチン(東京のは狭い‥)と、台所仕事を手伝おうという気を起こさせるここでの気持ちのゆとりのおかげ?親子3代で台所仕事なんていうのもなんだかいいもんだなぁと感じ入りました。

夕飯を終えて、こたつでのんびり。けれどもこれで仕事が終わりではありません。今度は、8時すぎに仕事から直行で山梨にやってくる父を駅まで迎えにいかなくてはなりません。ババとママを残して、2人で夜の道を駅までドライブ。細かい雨の降る中、無事父を拾うと、往復30分ほどで家まで戻ってきました。これでほんとにこの日の仕事はおしまい。お風呂に入ってぐっすり眠りました。

翌朝、もっとのんびり寝ていようと思ったのに、8:30amごろにはパッチリ目が覚めました。わたしが1階に降りて、その後、妖精様も目を覚ましたらしくすぐに後から降りてきました。朝食をすませ、両親が車で買い物に行くというのでババとわたしたちはお留守番。きのうは出かけられなかった家の周辺を2人でカメラもって散歩しにいきました。家の右手には赤松林。そこを通り抜けると、家の前に広がる畑(田んぼ?)にぶつかります。畑の横を通るきれいな水を眺めたり、畑から見える八ヶ岳や富士山を仰ぎながら、畑を少し大回りして、家の左手、うちのような町からの移住者の住む数軒の家々の間から戻ってきました。散歩が終わると、持ってきていた年賀状書き。今年は「結婚しました」ハガキなのでサボることができません。2人でダッシュで終わらせたころ、両親が買い物から帰ってきました。

帰ってきた両親とともに、今度は5人で隣村のおそば屋さんへ。この辺りは山梨と言っても長野との境なので、おそばにはなかなかのこだわりがありおいしく食べました。ちいさい頃からおそばは大好き!そばを食べ終わると、そば屋の向い側にある町営の温泉配給所のようなところでポリタンク11コ分、約200lの温泉を?200で買いました。ミネラルウォーター500mlだって?200くらいしちゃいそうですから、安いですよね。家に戻ると、車はわたしたちのものに。2人で遊んできていいよ〜と言われたので、(ホントは家でのんびりしたい気持ちもあったけど)クリスマスケーキを探しに清里まで行ってきました。萌木の村、清里駅、清泉寮を回ってぐるっと長坂駅まで。計12コ(買いすぎ!)のケーキを買って、日が落ちる少し前に家に戻りました。夕飯を食べ、ケーキを食べ、コーヒーを飲み、自家製?温泉に入り、時計が8時を回るころ、ようやく自宅への帰途に。こんな時間に向こうを出ても9時半ごろには家に着いてしまうのがこの近さのいいところです。

帰ってきて翌日。たった1日しか留守にしていないのに、なんだかもうあちらでの生活がメインでこちらは長いこと留守にしていたかのような違和感のあったわたし。妖精様に聞いてもやはり同じように違和感があったというのです。明るくなったら目が覚めて、暗くなったら眠くなって、いろいろ不便も多いけれど、面倒な仕事も率先してやろうという気になる田舎での生活。まだこれっぽっちの滞在で田舎を語るのは早いのでしょうけれども、それでも、自分の身体、自分の精神が、たったこれだけの滞在でも明らかな変化を見せたことに驚きを隠せません。「あっちで暮らせたらいいねぇ」なんて言葉もどちらからともなく出てしまうほど。どうやらわたしたちにも両親の田舎暮らし症候群は移ってしまったようです。

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