赤ん坊の尊厳

ほたるさん、グーではなくパーで拍手が(ちょっと)できるようになる。ぺちぺちと小さい音が。

ほたるさん、ふすまを開けられるようになる。和室と洋室を行ったり来たり。洋室と台所を行ったり来たり‥(させてもらえない)。

ほたるさん、ババのベッドを補助なしで登れるようになる。今日辺りから,降りるときも頭からではなく足から降りようとしている。(まだ少し怖いらしく「手伝って」と手を伸ばすけど。)おー。頭つかっとるつかっとる。

他人にとってはささいなこんな進歩も、親にとってはうれしいものです。

大人が考えている以上に、赤ん坊は、見て聞いて感じて考えている。まだ生まれたばかりなのに。こんなにちっちゃいのに。すごいなぁ。大人が嫌なことは、赤ん坊も嫌。大人がうれしいことは、赤ん坊だってうれしい。あまりに小さくて、ついつい忘れそうになることもあるけれど、ちゃんと人として尊厳をもって扱ってあげなくちゃだめだなぁとつくづく思う。

赤ん坊に慣れていないみなさん、赤ん坊は泣いてばかりいるものだと、ただ泣きたくて泣いているものだと思っているかもしれないけれど、赤ちゃんが、意味もなく泣いていることって、ないのです。泣いているときはいつもちゃんとわけがある。それを大人が汲み取れないときに、ただ意味もなく泣いているように見えてしまうけれど。

子育て、こんなに責任のある仕事はほかにないでしょう。親という立場、こんなにやりがいのあるポジションもほかにないでしょう。そしてこんなに幸せな時間も、きっと後から振り返ってみたら、もうないのかもしれないなぁ‥!

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