ぜんそくの医療費助成

昨日は、ほたるの喘息に対する医療費助成の申請をしてきました。

正式名称は、

 大気汚染医療費助成

慢性気管支炎、気管支ぜんそく、ぜんそく性気管支炎、肺血腫の患者に対して、東京都が行う医療費助成。助成を受けるには、東京都に1年以上在住し、18未満であることが必要となります。

助成されるのは「医療券の有効期間内に、医療券に記載された疾病の治療に要した医療費のうち、健康保険を適用した後の自己負担額」(保険薬局での調剤、訪問看護を含む)。つまり、保険がきかない薬の代金や、入院時にかかる食事代・差額ベッド代などは別ですが、通常この病気で医者にかかる場合には、ほぼ100%が助成されるということになります。

申請用紙は、保健所に(区市町村によって、保健センターだったり役所だったりもするかもしれません)。そこで用紙を受け取り、またそこに提出するわけですが、揃える書類の中には住民票の他、主治医に記入してもらわねばならないものもあるため、1日ですべて終えるのはちょっと難しいかもしれません(わたしの場合、保健所×2回、書類記入のため病院×1回、住民票取得のため役所×1回、足を運びました)。ちなみに申請にあたりかかった費用は、医師に記入してもらった書類の発行料金が2000円ほど、住民票が200円ほど。

これらすべて揃えて提出を行うと、月に1回の審査にかけられ、無事申請が通ると、医療券(乳幼児医療証のようなもの、病院/薬局で見せる)が発行されるという仕組みです。申請が通っても通らなくても、連絡はいただけるようです。

更新は2年置き。更新ごとに、また医師に用紙の記入(場合によってはレントゲン写真など)をお願いする必要があるとのこと。疾病が継続していれば、18才になるまで更新して使える…ということですよね(たぶん)。また、すでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、東京都では先般ぜんそく医療費助成についての裁判があり、新たに18才以上を対象とした助成もはじまることになりそうです。開始までにはまだ数年はかかるのかなと思いますが、はじまればありがたいことですね。情報を逃さぬよう見守りたいと思います。

こどものぜんそくを対象として助成には、このほかにも「小児慢性疾患医療費助成」というものもありますが、医師に聞いてみたところ、こちらはぜんそくでもかなり重症のものでないと申請が通らないとのこと(例えば月に1週間程度入院するような)。

大きな病院にお世話になるような病気の場合、医療費も検査等でたくさんかかりますよね。国の助成、都道府県の助成、市区町村の助成、と自治体がそれぞれ独自に助成を用意していたりしますので、ぜひなにか受けられそうな助成がないかお医者さんに聞いてみてください。

医療費の心配なく、必要なときには、こどもを病院に連れて行けるといいですね。

<追記(2007/12/03)>

大気汚染医療費助成、先週無事申請が通り、医療証が送られてきました。使う機会があまりないことを願いつつ、お守りのように持ち歩きたいと思います。

<追記(2008/04/11)>

東京都の喘息医療費の助成制度。いよいよ5月1日より申請受付だそうです(詳細)。

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