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iPhoneがやってきた

昨日の日記(↓)でチラと名前が出たように、年明け、iPhoneがやってきました。

Softbankにあまりいいイメージがなく、できればdocomoで出るならそちらで…と思っていましたが、その後docomoからのiPhoneという話はあまり耳にしなくなってしまい、auも突き抜けた機種を出してこないので、ついにしびれを切らしてSBにて。

 いじってみて、うわー、未完成だな〜、というのがなによりの印象です。

macはosxになって本当に快適で、その血を引くiPhoneにもそれに近いものを期待してしまっていたのですが、うん、まだ全然ちがいますね。考えてみれば、macのosが10を数えるのに対し、iPhoneはいまだ2.2。もちろんゼロからの開発ではなくmacという下地があってのものですから、本当の2.2ではないにしても… ええと、2.2+(mac osの経験値)5.0くらいな感じ? つまりmac osで言えば、7.5時代のような?

ただ、未完成ではあるけれど、ものすごく光るものがあるのは確かで、また、今の時代の技術と考えでつくられているのも確か。そこは、os7.5時代(1980年代)ではなく、確かにosx時代(2000年代)のモノであるわけです。で、みなさん言ってらっしゃるように、使い込むほどに馴染んでくる、好きになってくる、光ってくる…。macのosxがすでに磨かれた宝石として売られているのだとしたら、iPhoneは原石そのままで売られている、そんな感じでしょうか。宝石の輝きが石の間からちらちら見える〜。うまく削り出せばすごく輝く〜。削り手によって完成形が違う〜。

最初1週間は、メール設定との戦いでした。iPhoneのメールについてはもうあちこちでみなさん書かれているので詳細は省きますが、iPhoneのみでのフォルダ設定が不可、ルール適用が不可など、一般の日本の携帯と比べるとかなり個性の強いもので、ややこしめのわたしのメール環境を思ったように実現するには、いや〜、ほんとに大変でした。結局、これまで使ったことのなかったIMAPを(i.softbank.jpとは別にもう1つ)利用することによって、なんとか許容範囲の使い勝手に。

 <これまで>
 ABCに届いたメールは、サーバに残しつつ、Xに転送。
 ABCは、macのメーラで読み込む(このときサーバ削除)。
 転送されたものは、Xのメールサーバで迷惑フィルタを通して、携帯に転送。
 ABCに届いたメールのうち、Xのメールサーバで迷惑認定されなかったもののみ、携帯でも読める。

 メールアドレスA ┐
 メールアドレスB ├─→ メールアドレスX(迷惑フィルタ)─→ 携帯
 メールアドレスC ┘

 <いま>
 ABCに届いたメールは、サーバに残しつつ、Xに転送。
 ABCは、macのメーラで読み込む(このときサーバ削除)。
 Xに転送されたものは、macからIMAPで、携帯からもIMAPで管理。
 Xについては、IMAPなのでどちらで(削除/フォルダ分け等)管理しても、勝手に同期。

 メールアドレスA ┐
 メールアドレスB ├─→ メールアドレスX(IMAP) ← mac/携帯
 メールアドレスC ┘

本当は、公私あわせると3つよりたくさんのアドレスがあり、またメールサーバも3か所に分かれているため、これよりもうちょっと複雑なことになっているのだけれど(転送についてサーバごとのクセがあったりもしてそこも苦労した)、簡単に書くとこんな感じ。

今のメール環境で好ましくない点は、macにおいてABCとXの両方を受信してしまうこと。ただこれまでもmac(ABC)と携帯(X)で同じ物を二重に受信してはいたので、同じと言えば同じ。むしろ、mac側でルール適用させたり(迷惑メール含む)できるだけ、今の方がましかも。(落ち着いたら、macで「Xはすべてゴミ箱行き」というルールを実行できなくもない。この場合、macで先にXを受信した場合、すべてゴミ箱行きに(ABCで受信してるから問題なし)。macから離れていてiPhoneで先に受信した場合には普通に読める、ということになる。はず。)あとこれはi.softbank.jpの方では起きないから、アドレスXのメールサーバの仕様なのだと思うけど、macとiPhoneが近い時間でログインしようとするとどちらかがエラーになるのがちょっと困る。けど、仕方ないかな。

逆に好ましい点は、携帯に届いたメールでも(これはi.softbank.jpの方)、IMAPでmac/携帯の双方からアクセス可能なため、macから(も)返事を出せるということ。これまでも携帯で読んでmacから返信ということをすることもあったけれど、その場合、返信元アドレスはmacのものになってしまい、返信先によっては弾かれてしまうこともあったので、そのあたりが一元管理できるようになったのはうれしい。フォルダについても同様。i.softbank.jpも、アドレスXも、IMAPなので、macでフォルダ分けすれば、携帯の方も勝手に更新される。

これまで当たり前になっていた、PCワールドと携帯ワールドの二極化が、iPhoneでは一元化される。二極化に慣れてしまった頭の切り替えにはちょっと時間がかかるけど、切り替わってしまえば、これほど合理的なことはないんだろうと思う。誰かがiPhoneはmacの「子機」というようなうまい表現を使っていたけれど、この「一元化」というのが、iPhoneの大事なポイントなのでしょうね。

早急になんとかしたかったメール関係が落ち着いてから、

 ・アドレスブックを同期(必要なグループのみ選択)
 ・写真を同期(iphotoで★5レートをつけ、スマートアルバムに。それだけ同期)
 ・音楽を同期(手動で選んだもののみ同期)
 ・safariのブックマークは同期しない(古くて未整理、見られたくないものも)
 ・アプリも少しずつ増加

と、少しずつですが、着実に育ちつつあります。

iPhone。mac(osx)と異なり、90%の一般の方にはまだおすすめできません。でも、新しいもの好き、じゃじゃ馬ならし好き、未完成なものほど魅力を感じる、残りの10%の方には、おすすめ。

たくさんの欠点を挙げつつも、最後には「でも、買ってよかった」で結ばれているブログが多いのが、今はとてもよくわかります。

twitter tools alt (ttが使えない方へ)

サーバのPHPが4のままだったりして、twitter toolsのdaily postが使えない方へ Yahoo!pipesとWP-o-Matic(WP-plugin)を利用した、代替手段のご紹介です。

(※ただし、1日20件までのtwitter投稿しかWPに投稿されません。発言の多い方は注意。Y!pipesで使わせてもらっているTwitterDigestの仕様です。)

大好きだったtwitter toolsがdaily postを自動投稿してくれなくなって、早1年くらい。DBにログは蓄積してくれているのだけれど、自動投稿だけがどうしてもうまく動かない。PHP4を主な原因としているらしいこの症状はわたしだけのものではないらしく作者さんも把握しているようだけど、対応は次バージョン以降になるとのこと。次バージョン! 次バージョン! と対応を心待ちにするも、なかなかそれらしい気配は見られず、そうこうしているうちにもどんどん(自分にとってだけ)大事なログは増えていき…。あれやこれやと何か月に1度挑戦しては挫折してきましたが、ようやく、よーうーやーくー、代替手段と言えるものが見つかった感じなので、ご紹介です。

材料は、Yahoo!pipesとWP-o-Matic。

  1. WP-o-Maticをインストール
    まずは、feedから記事を自動作成・投稿してくれるWPプラグインWP-o-MaticをWPに導入します。WP-o-Maticのページより、ファイルをダウンロード(ちょっと見つけづらいけど、donationアイコンの10行ほど下にあります)。zipを解答して、ftpで「wp-content>plugins」フォルダに放り込み、WP管理画面で有効化。WP管理画面「設定>WP-o-Matic」にて、指示に従い、初期設定(4ステップくらい)。わたしはよくわからなかったのでデフォルトのまま進んでいったところ無事動きましたが、結構大事なところのようなので知識のある方はきちんと読んだ方がよさそうかも。ちなみに途中挟まる動作チェックではわたしの環境では2つくらい足りないものがありました(でも動いた)。
     
  2. Twitter Digestのrssを入手
    次に、いろいろなレシピが公開されているYahoo!pipesの中から、Twitter Digestのページにアクセス。Twitter User Name(自分のtwitterユーザ名)と、GMT Timezone Offset(日本=+9)を入力し、Run Pipeをクリックします。すると昨日だかおとといだかのtwitterログが抜き出された「My Twitter Digest: 200x-xx-xx」というタイトルのfeedが登場するはず。同じ枠の中、右上にある「More Options>Get as RSS」を選択。rssのurlを入手(urlをコピー)します。ふぅ。ここまでで下準備完了。
     
  3. WP-o-Maticを設定
    さてここから、WP管理画面「設定>WP-o-Matic」にて、設定を行っていきます。

    まずはWP-o-Matic全体の設定。「WP-o-Matic設定画面>Options」にて、「Unix cron」のチェックを外します(外してうまくいかない場合は、再度チェックを入れて試してみてください。参考)。「Image cache path」に記入してある(デフォルトは「cache」)名前のフォルダを、さきほどupした「wp-content>plugins>wp-o-matic」フォルダにftpで新規作成、フォルダのパーミッションをサーバとブラウザから書き込みできるように変更します(数字はサーバ環境により異なると思うのでここでは書きませんが、きちんと動作していないと「WP-o-Matic設定画面>Options」の上部にエラーが表示されるので、ftpとWP管理画面をいったりきたりしながらパーミッションをいじってみればそのうちエラーが消えると思います。このcache用フォルダは、「Cache images」にチェックを入れないのであれば、もしかして不要かも)。「Enable logging」にチェック。あとは適当に。最後に「Save」をクリック。

    次に、個々のcampaignを設定。campaignというのは、タスクとでも言い換えればいいのかな。feedを自動投稿させるための一連の設定で、WP-o-Maticではいくつものタスクを動かすことが可能です。「WP-o-Matic設定画面>Add campaign」をクリック。「Basic」タブで、適当なcampaign名を入力。「Feeds」タブで、先ほど入手したY!pipesのrss urlを入力。「Categories」タブで、自動投稿させたいカテゴリにチェック。「Rewrite」タブはちょっと飛ばして、「Options」タブ以下、「Frequency」で投稿頻度の日時分を記入、「Type of post to create」で公開/プライベート/下書きを選択、「Author」で投稿者を選択。あとはお好みで。「Rewrite」タブは、feedに含まれる文字列を置換することが可能なオプションのようです。設定が終わったら、右上の「Submit」をクリック。無事登録された旨の表示が出ればokです。
     

  4. phpMyAdminでURL修正
    これで完了!と言いたいところですが、WP-o-Maticの問題なのかY!pipesの問題なのか、WP-o-Matic + Y!pipesの組み合わせは、そのままだとうまくいきません(取得投稿が「0」のままでちっともfeedを拾ってこない)。問題は、さきほど設定してやったfeedのURLが、DB上で少し書き変わってしまうことにあります。そこでphpMyAdminなどを使って、DBを直接編集してやります。DBにログイン、「〜wpo_campaign_feed」というものを探し出し、「url」フィールドを編集(変更)、入手済みの(さきほどWP-o-Matic管理画面で設定したのと同じ)URLをぺたりを貼り付け、保存(細かく言うならば、Y!pipesのfeedURLに含まれる「&」の後にいらない文字列がくっついてしまうのが原因のよう。参考)。
     
  5. あとは待つだけ
    ここまでで、設定は完了。後は、自動投稿の時間を待つばかり。最初に手動で拾ってきてしまうと(Fetch)自動投稿機能が動いているかどうかのチェックがすぐできないので、Fetchは行わず、まずは投稿頻度を5分間隔などに設定して、自動投稿をチェック。無事動いていることが確認できてから、1日間隔などに変更するのがいいかなと思います。「WP-o-Matic設定画面>Dashboard」では、次の自動投稿時間までのカウントダウンがされています。時間が来てから投稿までちょっと時間がかかることもあるようなので(特に、unix cronを利用した場合…?)、投稿まで数分待ってみてください。

いや、なんだかこう文字で書いてみると、ものすごい大変な感じですね。Twitter Toolsって偉大! でも、Y!pipesの便利さはちょっと見ておく価値がありますし(yahoo.comのIDでログインすると、どんな風に動いているかの中身を見ることも可能、自分で設定したりすることも可能)、WP-o-Maticはtwitterに限らずいろいろなfeedに使うことのできる汎用プラグインなので、こちらもアイデア次第でいろいろ楽しいことができそう。Twitterのログを自動投稿させるだけとしてはちょっと大がかりな仕組みになってしまいましたけど、今後の拡張性(?)を考えると、これもありかなという気がします。

とかなんとか書いたのが昨日。今日になってふと利用中のレンタルサーバを確認したところ、なんと今月中にいよいよPHP5に対応するとのこと。なぜこのタイミングで〜! 苦労が報われずとほほな気分ですが、まあいい勉強になったと思うことにします。TTが使えるようになったら、どうするかなぁ、またTTに戻るかなぁ。せっかくだからこのシステムでいくかなぁ。ちょっと考えます…。

<追記(2009/1/9)>
どうも投稿タイトルの日にちが1日ずれてしまう(6日のログが5日の日付になってしまう)のは、う〜ん、Y!pipesの時差のスクリプトが不完全なのかな〜。いじれるならいじってみようとにらめっこしてみたけれど、あまりに複雑でわたしの手には負えず。発言ごとにtwitter名が表示されるのもうっとうしいから、そこもそのうち変えたいな(これはY!pipesもしくはWP-o-Maticの置換機能で)。

<追記(2009/1/9)>
feedから投稿を生成してくれるWPプラグインは、WP-o-Maticの他にもあるようなので(feedwordpressなど)、Y!pipes Twitter Digestとそれらの組み合わせでももちろんokだと思います。その場合、phpMyAdminをいじるという作業を省けますね。

また、昨日になって、DailyFeedという国産の新サービスが登場しました。指定したfeedについて、前日のfeedを1日分まとめてくれる(=daily/digest)というもの。これこそわたしがずっと探していたもの。なんでないのかな絶対便利なのに〜と思っていたものでした。自分のtwitter feed(twitter本家左下から入手できるものね)をurlに入力してぽちっとなするだけ。それで1日ごとのまとめつぶやきfeedが新たに形成されます。これを利用すれば、DailyFeed+WP-o-Maticなどという組み合わせもおおあり。英語かつちょっと複雑なY!pipesを触る必要もなくなるので、ぐっと敷居は下がるのではないかな。ただ、現時点では新たに生成されるfeedがあまりきれいなものではないので(DailyFeedのサイトでみる限りはきれいなのだけれど、WPに取り込むには向いていないhtmlタグがついてしまっていたり、hatenaへのリンクがあったり、タイトル部分全体が記事へのリンクになっていたり(これはまあ好み))、その辺りはブログに向いたシンプル版の登場待ちでしょうか(わたしも要望出してみました)。DailyFeedを使って、あちこちにブログを持っている方がブログを一元化(daily postで)するのが、今年は流行っちゃったりするのじゃないかな〜?

<追記(2009/01/22)>
DailyFeed、その後どうなったかなと覗いてみたところ、要望への返答がなされていました。ただ残念、わたしが出した要望(2-3個)はみな却下な模様。まあ、もともとRSSリーダー等で購読するのを念頭につくられたサービスをblogに流用するための要望だったわけなので、仕方ないかな。ブログのdailypostなどに流用する人が増えてくれば、また反応も変わってくるかも。今は↑のY!pipes方式で(日付に難はあるものの)まあ動いているようなので、わたしは当面それでいきます。

<追記(2009/12/24)>
つぎつぎと新サービスが発表される最近のtwitter。来年はおそらく一般の方にもtwitterが認知されるtwitter元年になるのだろうなぁ。さて、「気になるあの人のつぶやきが1日分まとまってメールで届く「ツイートメール」」なんていうものがスタートしていました。国産サービスです。これに自分のアカウントを指定して、WPにメール投稿するようにしておけば、今のところもっとも有力なtwitter tools altとなりそうな予感。1日1度だし、国産だ(から時差を気にしなくていい)し。気になるアカウントを指定する代わりに、気になるキーワードを指定する機能も予定されてる模様。また、いろんな使い方ができるよう、いくつかのテンプレートも用意されるようですよ。期待大!

<追記(2010/02/22)>
こちらにリンクを張るのを忘れていました。少し前になりますが、昨年11月に「Twitterのバックアップ法を考えてみた(7種類くらい)」という記事をアップしました。あわせて参考にしていただければ幸いです。(アフィリエイトルームBLOGさん、ピンバックありがとうございました!)

Contact Form 7(WPプラグイン)

少し前からやりたいな〜と思っていたのですが、少し時間が空いたので、サイドバーにコンタクトフォームを設置しました。このwordpressプラグインがとってもいい感じだったので(すでに有名なようですが)ご紹介。

 Contact Form 7 (日本語) « iDeasilo
 http://ideasilo.wordpress.com/2007/10/22/contact-form-7-in-japanese/

日本の作者さんによるプラグイン。

 ・1つのプラグインで複数のフォームを管理できます。
 ・text, textarea, select, check box, radio 等、いろいろ使えます。
 ・専用タグで簡単(かつ柔軟)にフォームをカスタマイズできます。
 ・Akismetと連携してスパムも弾いてくれます。(!)

設置方法はこんな感じ。

 1 プラグインをダウンロードします。解凍します。
 2 FTPでプラグインフォルダに放り込みます。
 3 WP管理画面でプラグインを有効化します。
 4 WP管理画面>管理>Contact Form 7でカスタマイズします。
 5 設置したい箇所(ページやサイドバーなど)に専用タグを貼り付けます。

簡単設置でシンプルにも使えるし、より使い込みたいときにはカスタマイズも柔軟。すてき。

今回わたしは、フォームの種類やサイズなどを(WP管理画面から)カスタマイズ後、サイドバーウィジェットのテキストに指定タグを放り込んだだけ。ファイルを直接触る必要はありませんでした。Akesmetとの連携もWP管理画面のフォームの欄にちょこちょこっと文字列を追加するだけ。本当に簡単便利です。

フォームの類いのプラグインはいろいろ出ていると思いますが、多くの言語(現在27?)に移植されていることからもこのプラグインの人気が窺えると思います。おすすめです。

macでオンラインプリント(現像)その2

専用アプリ(mac/win)に、写真ファイルをドラッグ&ドロップ。簡単にオンラインで現像を注文できるラボシステム(?)「PicUploader」のお試し第1回。

知識も根性も不足気味なので、専門的な説明はできませんが、自分へのメモ的に。

まずPicUploaderについてですが、iphotoからの注文に比べると、やはり手間でした。いや、iphotoが楽すぎるというべきか。iphoto注文に慣れてしまっていると、ああ、手間だなぁ、と感じますが、こうしたアプリとしては標準的なものだと思います。店サイトでアプリのダウンロード(ブラウザ)→写真ファイルのアップロード(PicUploaderアプリ)→再度、店サイトで注文(ブラウザ)、さらに途中でiphotoで注文画像を確認、といくつかのアプリケーションを行ったり来たりすることにはなりますが、ま、こんなものでしょう。きっとデジタルビュアの方もこのような感じではないかと思います。1つ1つファイルを指定していく方法に比べれば、とても楽。許容範囲です。

さて、今回注文させていただいたPicUploader(mac版)対応のお店は、2軒でした。

 
 デジカメプリントは写真のダイヤ
 http://www.interdp.com/

 ・Lサイズ(17円) 2Lサイズ(40円) 六切(200円)
 ・送料170円(500円未満の場合メール便、500円以上の場合無料でメール便速達)
 ・インデックスプリント、ミニアルバム無料(L判等20枚以上注文時)
 —
 ・手動補正
 ・ノーリツ鋼機のQSS-2901 Digital/QSS-3702
 ・三菱 Grace Digital
 —
 ・全国三菱カラー「Open Print Test ’90」最優秀技術賞

とにかく誠実なお店でした。注文から数時間後には発送しましたのメール。翌日到着。包装も(ちょっとまだこなれていない感じではありましたが)しっかり、インデックスプリントもミニアルバムも添付。入金後には、入金確認メールが届き、郵便振替用紙に感想を書いたら、後日店長さんからお返事まで。

サービスが成り立たないほどの安価を売りにするのではなく、サービスを継続していくための金額をきちんと弾き出した上で、できる限りのサービスを提供していきますという姿勢。低価格を実現するために削減したものもきちんとサイトに記されていて、とても信頼できるお店だと感じました。

現像については、特に何も指定しなかったところ、若干明るめ、そして、一部、黄の強いものがあったようでした。わたしは濃いめかつ落ち着いたトーンが好きなので、この点は少し残念でしたが、郵便振替用紙にてそのことを書かせていただいたところ、再プリント(無料)も可能とのこと。掲示板を拝見しても、何度も利用し好みを伝えていくことで、徐々にこちらの好みを把握してそのように仕上げてくれるようになる様子。(わたしはまだもうちょっとふらふらさせてもらいますが)じっくり腰を据えてつき合っていくにはとてもいいお店ではないかと思いました。

 
 デジカメプリント専門店ネットプリントの写真屋小町
 http://r23tk.jp/

 ・Lサイズ(25円(年内10円)) 2Lサイズ(80円(年内25円)) 六切(315円(年内250円))
 ・送料190円(メール便(速達?))
 —
 ・補正不明(自動/手動不明)
 ・AGFA社 d-lab1
 ・コダック ロイヤルペーパー

もう1店舗。こちらは、ダイヤさんに比べると、もうちょっと流れ作業的な印象でした。注文時の自動送信メールの後、特に連絡などないまま、翌日到着(発送はダイヤさんとほぼ同じでとても早い)。クレジットカード決済だったこともあり、その後もやりとりは特になく、よく言えばシンプル。わるく言えば、事務的。

ただ、できあがってきた写真は、ここでは多少指示を入れていたこともあってか、とても好みのものでした。嗚呼。(濃いめで落ち着いたトーンが好きだということ、逆光のものは不自然でない程度に表情が出るよう焼いてくれるよう、お願いしました。)

ここの売りは、おそらく、日本では使っているところの少ない(のだと思う)AGFAのプリンターにあるのだと思います。自然で深みのある色を出す機械で、ヨーロッパや北米で人気があるとか。これもわたしの好みの色合いに近かったのかもしれません。

誠実きわまりないダイヤさんと、色合いが好みな小町さん。まだたった2軒だというのに、どちらにも魅力を感じ、優劣つけがたい思いです。

オンラインプリント… 確かに奥が深い。

macでオンラインプリント(現像)その1

これまで、高めだな〜と思いつつも、iphotoからささっと注文できる現像を利用していましたが、オンラインプリント(ネットプリント、オンラインラボ)の世界もいろいろ奥が深くて楽しそうなので、お気に入りのところが見つかるまで、いろいろ試してみることにしました。

まずなにより、一番に参考にさせていただいたのが、こちら。

 ネット注文のデジカメプリントの比較/ウェブリブログ
 http://digipri.at.webry.info/
 こちらのサイトの「比較したデジカメプリント店一覧表」。

現時点で、40軒ものお店を試されて、詳細にレビューされています。ほんとグッジョブ!

ただ、こちらを参考にあちこちのお店を見て回って気づいたのが、残念なことに、mac対応のお店が実はかなり限定されるということ。デジカメ写真のデータが汎用なのであれば、macもwinもないんじゃない? と思いたいところなのですが、実はそうでもないのですよね〜(知らなかった)。それは、データアップロードに際して、win専用アプリである「デジタルビュア」を必要とするお店が非常に多いことに起因しています。このwinアプリでのみ注文を受け付けているお店、イコール、macでは(winをbootしていたりしない限り)注文できないお店、ということになるわけです。う〜ん、切ない。デジタルビュアはmac版も開発中、ただし遅れているとのこと。今後に期待ですね。

デジタルビュアでのアップロードが主流な中、お店によっては、それ以外の選択肢を残してくれているところもあります。ただし、そのほとんどが、1つ1つ、データファイルを指定していくタイプのもの。選択肢があるだけ良心的だけれど、これは正直辛い。

オンライン・フォト・ストレージ(picasa、Yahoo!フォトなど)の中にも、プリントショップと提携していてすぐ注文できるものがあり、このストレージへのアップロードがmacでも楽にできるものであればそれを使う手もあるのかも。が、提携先はほとんどの場合、大手。かつ高め。なのでちょっと面白みには欠けるでしょうか。

では、macで個性的なオンラインプリントショップを利用するにはどうしたらいいの〜!

と、叫びたい気分になったそのとき、見つけました! winのデジタルビュアに相当するようなアプリが、macにもあったんです。うれしい〜。

名前は「PicUploader(ピックアップローダー)」。

 写真防衛軍 ピックアップドットネット(Pic-Up.net) – デジカメライフ応援サイト
 http://www.pic-up.net/index.html
 防衛軍というキャッチコピーはともかく。

  1. お店のサイトにて、会員登録(お店ごとに必要)。
  2. 専用アプリ(無料)をダウンロード(win/mac)。(1回やれば全店で利用可。)
  3. アプリの設定で、注文先店舗のデータ(サーバ名、パスワード等)を設定。
  4. ドラッグ&ドロップでファイル指定、アップロード。
  5. サイズや枚数の指定後、注文。

前提として、このシステムのmac版を導入しているお店である必要があり、その数はデジタルビュアに比べるとまだ少ないようですが、それでも、現時点で全国20店舗。macに対応してくれているというだけで、気概のあるお店であることが期待できるので、20店舗あれば、しばらくは楽しめそうです。わーい。

長くなってしまいました。実際に注文してみた2軒については、また次回。