このところ、ほたるが言うことを聞いてくれない。お手伝いをするのも、自分で自分のことをするのも大好きで、
「靴下ぬいで〜」
「お茶もってきて〜」
「ハハの携帯、かばんに入れて〜」
などなど、ほかのことに集中しているときでもなければ、大抵は快くやってくれていたものなのだけれど、ここ数日は「や!」と拒否したり、聞こえないフリをしたり、わたしの言うことにほとんど耳を貸さなくなってしまった。
そのくせ、まま(わたしの母)の言うことは聞くので、「なによ〜。ほたるがハハの言うこと聞かないなら、ハハだってほたるの言うこと聞かないぞ〜」なんて、大人げないことを口走ったりしていたのだけれど。
違うね。違うんだ。ほたるは「ハハがほたるの言うことを聞かないから」、ハハの言うことを聞かなくなったんだ。どんなに手を伸ばしても、どんなに泣き叫んでも、ハハがほたるを置いて毎日保育園から立ち去ってしまうから、きっとそのことへの不信や反抗がこんな形であらわれているんだ。
最初はかわいそうだけれど、慣れたら平気、なんてわかった風でいたけれど、その実、わたしは全然わかっていなかったかもしれない。すぐ慣れるのは、本当だろう。慣れたら楽しんでくれるのも、きっとそうだろう。でも、これまで全面的に信頼してきたハハに裏切られたことは、ほたるにとって、きっと想像以上にショックなことだったに違いない。
ハハがどういうつもりで自分を突き放したのか、ほたるは今、一歩ひいて観察しているのかもしれないな。こんなときこそ、そう、大人げない仕返しなどしている場合ではなく、あふれんばかりの愛情を注いで、安心させてあげなければ。(‥ね?)
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