夢を見た

母の夢で目を覚ましました。亡くなって2週間。初めての母の夢です。

花屋さんの店先に母が横たわっていて、運ばれるべきところに運ばれるのを待っています。なぜか夢の中では、花屋さんが葬儀の進行に関わっているようなのでした。ふと、母の上半身、いや、首から上だけかな、が動いてこちらを見て二度笑いかけました。見ていたわたし(とあともう一人…誰だったかは思い出せない、女性だった、大人だったけど雰囲気からするとほたるだったのかな)は驚いて、でもうれしくて、「やっぱり生きていたんだ!」と。でも、よろこんでいるわたしたち(と、母も一緒に聞いていたような気もする)に、その場にいた花屋の若い店員さんが、それはやはり無理です、これこれこういう状態で亡くなっているはずです、と説明してくれる。説明が終わってわたしたちがうなだれる頃には、隣りで一緒に説明を聞いていた(と思う)母もまたもとの店先に横たわり、もう先程のように動く気配はない。

というものでした。母が亡くなって一番悲しかったのは、もう動く母を見ることはないんだ、一緒に話をすることはできないんだということでした。亡くなった夜から、せめて夢でもなんでも動く母に会えたらと思い続けていた。今夜、楽しい夢ではなかったけれど、母が笑うところを見られて、それが叶いました。これからまた少しずつ脳が母を思い出すことを許していってくれるのでしょう。うれしいな。

どうもありがとう(誰にかはわからないけれど)。
おやすみなさい。

1 Response to “夢を見た”


  • たくさん書きたいことがあるのにうまく言葉にならず、
    何日もたってしまっています。
    何もできずごめんなさい、
    でも夢で会えて良かった。
    また何度も会えますよう。

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