Tag Archive for 'mama'

七五三準備

ほたる、今年は七五三です。

決まっていることは、3才のときと同じように、かつてわたしが着た着物を着ること。でも、3才のときと違うのは、ままがいないこと、そして、ババの頭がもうはっきりしていないこと。

桐のタンスから、たぶんこれかな、という着物をひっぱり出したはいいものの、本当にこれでいいのかどうか(着物の色は覚えているけれど、帯なんかはよく覚えてない)、必要なものが足りているのかどうか、髪飾りなどの小物が時代遅れのものになっていないかどうか、そんななにもかもがわからない。

どうしたものかと頭を抱えた後、ふと、そうだ、と思って、以前(まだままがいる頃に)ほたるの浴衣を買った呉服屋さんに、ひっぱり出したものすべてを持ち込んでみることにしました。

結果、そこそこきれいな状態で保管されているので事前にクリーニングに出す必要はないということ、ゆきも丈も少し大きめだけど直すほどではないということ、ほぼすべて揃っているけれどいくつか足りない小物があるということ(これはそちらで買わせていただくことにしました)、髪飾りも今持っているもので十分だということ、など教えていただくことができ、ほーっとひと安心しました。

ひっぱり出したときには、途方に暮れるあまり、いっそすべてがセットになっているレンタルの方が失敗がないのでは… などとも思いましたが、かつてババがこだわって選んでくれた思い出の着物、できればやはりこれを着せたいなぁと思ったので、その希望が叶いそうでうれしいです。

三回忌(とお寺さん)

週末、ままの三回忌(の法要)を終えました。これでようやく一段落。

2年間。長かったような短かったような。暮らしはすでに新しい家族のかたちもでき日常へと戻っていたけれど、法事などのことを思うと、やはりまだ非日常的な感じもあって。でもそうしたものからもこれで少し解き放たれるのかな。ままも、わたしたちも、もう少しお互いから自由に気楽になれるのかなという感じがしています。

お寺さん。ずっと以前、お墓のなかったわが家が、とあるきっかけで(タウン誌でとても良心的な価格で出ているのを見つけて)お墓を買わせていただいたお寺さん。まだすぐに入る人もいなかったため、買ってすぐ足を運んだくらいで、お墓参りなどもしないまま、これまでずっと。あまりの安さに「本当にあるのかしらね〜」「だまされてたりしてね〜」なんて、半ば本気で言っていたものだけれど。そのお寺さんに、この2年間はとてもお世話になりました。

山梨にある禅宗のお寺さんです。大和尚(という呼び方でいいのかな)と、その奥さんである大黒さんと、そしてお二人の息子さんである若和尚で、きりもりしています。わたしと同年代の若和尚は、きさくで感じがよく、でもさすがどこか達観したところのある一目置くべき人。働き者です。大黒さんもまたとても働きもの。お手伝いのみなさんと一緒に汗かきかきお料理をつくってくださいます。

そう。こちらのお寺さんでは、それはそれはおいしい精進料理を食べさせていただけるのです。観光化された感じの(動物性のものなど入った)お料理ではなく、また、現代のわたしたちから見ると素朴すぎる感じのものでもなく。四季折々の野菜や山菜を使い、とても手のかかった、素材を存分に活かしたお料理たちです。次から次へと運ばれてくるそれらは、全部で十数品。ああ、こういうのを滋味というのだろうなぁ、と。毎日でも食べたい。今すぐにでもまた食べたい。法事に来る親族も最近ではみなこのお料理を楽しみにしていたようです(もちろんわたしも)。

元来、無宗教な家族であることに加え、まま方のお墓は都内の大きな霊園(法事の際はご縁のあるお坊さんに来ていただきますが、お寺さんを持たない、普段は別の仕事をされているお坊さんです)で、じじ方はまだお墓を持っていなかったいうことで、こうして家族ぐるみまるごとお寺さんにごやっかいになるというのは、初めての経験です。いいお寺さんにあたったことも大きいと思いますが、なんとも安心で心地よく、ありがたいものですね。昔はみなこうして菩提寺というものを持っていたものなのだろうなぁ、今でも地方ではみな持っているものなのだろうなぁ、と、なにか懐かしい感じもして、その仲間入りができたことを(?)うれしく楽しく感じる今日この頃です。

ああ、わかった

そうか。音楽だ。

ひさしぶりにitunesなんかひっぱりだして、
ここ数日、音楽を聞いてるからだ。
ランダム再生なんかして。

それがきっとままの記憶を呼び起こしているんだな。

ここ数日

ここ数日。ちょっとままのことを思い出す。

ずっと前から家にある(たぶんままが結婚祝いにもらった)お皿が割れてしまっては、
ああ、またままとの思い出の品がひとつなくなってしまったな。と思い。

そろそろ本当に仕事の重い腰をあげなくては、と思っては、
一年半前の、まだなにも起こっていなかった、あの頃のことがふと思い出されて、
ああ、なんでこんなことになっちゃったんだろうな。と思い。

泣きたいような、泣きたくないような、そんな気持ち。
いや、たぶん、泣きたいんだろうな。
未だに、まだちゃんと、泣けてないから。

立川へ

ものすごーくひさしぶりに電車に乗って立川へ行ってきました。

ほたるが小さい頃は毎日のように行っていた場所だけれど、今は、ばばやじじが家を空けることをあまり快く思わない(さみしがる)ため、数ヶ月に1度という感じ。いや、今年はもっとこれを増やそう、あまり縛られている気持ちになるのはやめようっていうのが目標の1つだった気もするけれど、でもまぁ今のところまだそんなところ。

用事は、2つ。

ひとつは、ままのお友だちのお母さんが少し前に亡くなられたので、そのお線香を買いに。わたしからすると少し遠い方で、またお話を伺ったのが亡くなって少し経ってからだったこともあり、お香典をお渡しするよりは、もう少し相手の方にも気を遣わせない品物がいいかなと思い。こういうときにお線香などをお渡しする手もあるのだということなど、1年半前まではまるで知らないことだったけれど。

このお線香は、前回(いつ?)新宿に行ったときにも実は探していたのだけれど、伊勢丹にはごくごくわずかしか置いておらず(客層に合わせての方針のようです)、今回、立川の高島屋で手に入れました。立川でよかったのか〜。小さなコーナーでしたけれど、梅栄堂、鳩居堂など、主立ったところの主立った商品はきちんと揃えてありました。またいずれおじゃますることもありそう。

もう1つの用事は、7月の保育園誕生会に向けて、ほたるのワンピースの視察。ほんとうはすでにオンラインで「これ!」と思ったワンピースがあったのだけれど、カートと在庫がきちんと連動していないらしく、注文後1日経って「品切れです」のお知らせが。ほたるもすっかり楽しみにしていただけに、別の店で同じものがないものかと探したけれど見つからず、仕方なしに新たなものを探しはじめたところです。覗いたのは、ボンポアン、ZARA、組曲、アニエス。これこれ絶対これ〜! というようなのは残念ながらなかったけれど、それなりに気に入ったものが数点。今度また改めてほたるを連れて覗きに行こう。

1:00pmすぎに出て、帰ってきたのは3:30pm。そう。行っちゃえば、こんなもんなんだよね。家から自転車+電車でたったの20分弱。縛られた気になんてなってないで、面倒くさいなんて思ってないで、もっとしばしばでかけよう。