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七五三準備

ほたる、今年は七五三です。

決まっていることは、3才のときと同じように、かつてわたしが着た着物を着ること。でも、3才のときと違うのは、ままがいないこと、そして、ババの頭がもうはっきりしていないこと。

桐のタンスから、たぶんこれかな、という着物をひっぱり出したはいいものの、本当にこれでいいのかどうか(着物の色は覚えているけれど、帯なんかはよく覚えてない)、必要なものが足りているのかどうか、髪飾りなどの小物が時代遅れのものになっていないかどうか、そんななにもかもがわからない。

どうしたものかと頭を抱えた後、ふと、そうだ、と思って、以前(まだままがいる頃に)ほたるの浴衣を買った呉服屋さんに、ひっぱり出したものすべてを持ち込んでみることにしました。

結果、そこそこきれいな状態で保管されているので事前にクリーニングに出す必要はないということ、ゆきも丈も少し大きめだけど直すほどではないということ、ほぼすべて揃っているけれどいくつか足りない小物があるということ(これはそちらで買わせていただくことにしました)、髪飾りも今持っているもので十分だということ、など教えていただくことができ、ほーっとひと安心しました。

ひっぱり出したときには、途方に暮れるあまり、いっそすべてがセットになっているレンタルの方が失敗がないのでは… などとも思いましたが、かつてババがこだわって選んでくれた思い出の着物、できればやはりこれを着せたいなぁと思ったので、その希望が叶いそうでうれしいです。

お花見にグッドデザイン賞受賞の「さくらシート」

北海道発、自然に溶け込むナチュラル色のレジャーシートです(グッドデザイン賞受賞)。

 sakura
 さくらシート、ダイアリー、ビニール加工の山内ビニール加工株式会社
 http://www.yvp.co.jp/index.html
 全2色 2,100円 

  • 自然の色からつくった配色。
    土や草や花の色をもらった配色だそうです。景色の邪魔にならなそうな自然な色合いのパッチワーク。
  • 畳み一畳分の大きさ。
    下草の呼吸を遮らないよう、敢えて小さめのサイズになっているようです。6か所にハトメがあるので(そこから空気を入れつつ)複数枚つなげることが可能です。
  • 軽量。
    通常のレジャーシートより軽いそうです。少し薄手で心配という声も見かけましたが、丈夫さはどんな感じなのでしょうね。
  • 色違いもあります。
    一口に花見と言っても、その色合いは地方ごとに異なるのだそうです。そのため現在は、北海道仕様と関東仕様(芝生仕様)の2種類が用意されています。今後さらに増える可能性も。

桜の季節に、青く大きいビニールシートは確かにあまり美しいものではありません。目にも木にも優しいレジャーシート、少しお値段は張りますがいつか買ってみたいな。みんながさくらシートを使うようになったら、お花見の景色がまた少し変わりそう。

メーカーさんで直売はしてなさそうな感じなので、購入は全国の販売店にて(リストの下の方にオンラインショップも載っています)。

あけまして…!

あけましておめでとうございます。

遅れに遅れていた年賀状もほぼ出し終えたので、こちらでも生存報告など。おおげさでなく言葉どおり生存報告だな〜。

前回の日記以降、放射線のせいかホルモンのせいか、頭がまったく働かない日々を過ごしておりました。ほんとうに考えようとしてもまったく考えがまとまらず、仕事はもとより、家のちょっとした雑用すらこなせず、プリントやら書類やらの山が築かれるばかり。まずいまずいと思いながらも、どのくらいまずいのか把握することもできず、ただどうしよう…と漠然と困る毎日。風邪薬を普段の十倍くらいまとめて飲んだらあんな感じかしら。脳内の9割が霧につつまれているような、そんな日々でした。学校関係の書類、期限までに出せず。年賀状も、年内に出せず。集中力なし。記憶力なし。これまでの人生でもっとも頭が回らない2か月でした。

そんな霧につつまれた頭も、少しずつ晴れてき…ているのかなぁ。まだもやもやとしていますけれど、今は5割くらいな感じ。あ〜、早くすっきりした頭であれやこれややりたい〜うっとうしい〜。脳内に関しては、抗がん剤3-4週目の方がすっきりと気持ちがよかったなぁ。

そんなこともあり(ちちの仕事状況が二転三転したこともあり)、この年末年始は、予定がさっぱり立てられず、新幹線の予約などにもまったく手が付けられず、出発3日ほど前にようやく無理矢理決断して、帰省先に連絡を入れ、帰省するようなありさまでした。行き帰り自由席。あちらでもお手伝いほとんどなにもできず。あ〜。

でも。最後の方、火傷でジュクジュクとただれて痛かった放射線治療の後も年末までにはなんとか治まり、6週間平日毎日の通院も無事終わり、今年からは(再発転移がない限りは、ひとまず)ホルモン治療のみ。飲みグスリと月1の注射(通院も月1)のみになります。わーい。

昨年春から本当に身体的・物理的に拘束されつづけてきたので、目の前に自由になる時間が広がっているというのは、すごくうれしい。まだ頭はぼーっとしているけれど、あ〜、あとはこれさえなくなればなぁ。

再発転移は、まあ、心配です。以前は、人より丈夫だと自分の健康には自信があったので、10%以下の可能性である5年間再発に自分が入ってしまう心配などしなかったけれど、20人に1人、5%の確率である乳がん患者になってしまってからは、5%に入るなら、10%にだって入っちゃいそうな気がして。

とは言え、心配したら大丈夫、というものでもないので、まあ、その可能性は念頭に置きつつも、あまり深刻にならずに、とりあえず今はすらりと過ごしていきたいと思います。

いや、なんだか、あけましておめでたいはずなのに、明るくない、かつ、まとまらない文章でしょうがないな〜。まだ頭がほんとにヘンなんですよね。でもこれでも、文章をまとまらないながらも書けるようになっただけ少しはましと思っていただければ。

年明け、ほたるの風邪が治らないので、保育園は休み中。ちち以外のわが家はまだどこかお正月モードです。わたしもほたるがいるので仕事にならず。

時間がとれるようになったら、今年は、昨年から持ち越しの仕事、いろいろこなしたいです。昨年、復活するつもりが、結局半分くらいしかやりたいことできなかったので。それから、WPもちょっといじりたい。twitterのログをね〜、やっぱりよめいりに統合したくって。ライフログですからね、ライフログ! twitterが自分(と家族)にとってこれほど重い存在になろうとは思わなかったけれど。twitter toolsが動けば無問題なのだけれど、PHP4だと今のところ叶わないようなので、別の手段をなんとか見つけよう。と思います。それから、iphone。いよいよ手を出そうかなと思いはじめています。softbankにはどうしてもいいイメージがないので、docomoで出るならそちらで、あるいはauでいい機種がでるならばそちらで、と待っていましたが、どうもいずれもあまり期待できなそうな雲行きなので、ああ、孫でも仕方ないかな…とあきらめ(?)モード。たぶん今月どこかで手に入れることになるのじゃないかなと思います。番号はともかく、携帯アドレスを持っていけないのはちょっと痛いけれどね。あとはあとは〜、ほしかった秋冬のこども服、無印のものがガクッと価格が下がっていたので、わーい、うれしいな、今週か来週にはまとめ買いしようと思います。あと1枚購入したユニクロのこどもタートルネックTもストレッチがきいてとても着心地がよさそうなので、その色違いも。

…いや、ほんとにまとまらなくてすみませんが、今年もどうぞよろしくお願いしまーす!

三連休

三連休が終わりました。

はじまる前は、特に連休と意識していたわけではありませんが、終わってみれば、夏休みらしくよく動き回った三日間でした。

 ・ポケモン映画(まさかの初日観覧)
 ・近所の盆踊り(保育園の友だちも一緒に)
 ・セブンイレブンのポケモンラリー(コンプしました)

前日には、保育園でほたるを含む7月生まれの誕生会もあり、その後、お友だちと遊んだり、お友だちのお母さんに八王子の美術館に連れて行ってもらったり(タツノコプロの展示だったようです)。保育園に行っていると、あまり夏休みらしい長期休暇もありませんが、この三日間はそれなりにほたるも夏を満喫したのではないかしら。

夏冬恒例の里帰り、今年は9月になりそうです。それまでは週末のプールくらいが主なイベントになるでしょうか。あ、あともう1-2回くらい、盆踊りも行きたいな。あ、友だち集めて花火もしたいな。今年は花火大会はどうしようかな。

三回忌(とお寺さん)

週末、ままの三回忌(の法要)を終えました。これでようやく一段落。

2年間。長かったような短かったような。暮らしはすでに新しい家族のかたちもでき日常へと戻っていたけれど、法事などのことを思うと、やはりまだ非日常的な感じもあって。でもそうしたものからもこれで少し解き放たれるのかな。ままも、わたしたちも、もう少しお互いから自由に気楽になれるのかなという感じがしています。

お寺さん。ずっと以前、お墓のなかったわが家が、とあるきっかけで(タウン誌でとても良心的な価格で出ているのを見つけて)お墓を買わせていただいたお寺さん。まだすぐに入る人もいなかったため、買ってすぐ足を運んだくらいで、お墓参りなどもしないまま、これまでずっと。あまりの安さに「本当にあるのかしらね〜」「だまされてたりしてね〜」なんて、半ば本気で言っていたものだけれど。そのお寺さんに、この2年間はとてもお世話になりました。

山梨にある禅宗のお寺さんです。大和尚(という呼び方でいいのかな)と、その奥さんである大黒さんと、そしてお二人の息子さんである若和尚で、きりもりしています。わたしと同年代の若和尚は、きさくで感じがよく、でもさすがどこか達観したところのある一目置くべき人。働き者です。大黒さんもまたとても働きもの。お手伝いのみなさんと一緒に汗かきかきお料理をつくってくださいます。

そう。こちらのお寺さんでは、それはそれはおいしい精進料理を食べさせていただけるのです。観光化された感じの(動物性のものなど入った)お料理ではなく、また、現代のわたしたちから見ると素朴すぎる感じのものでもなく。四季折々の野菜や山菜を使い、とても手のかかった、素材を存分に活かしたお料理たちです。次から次へと運ばれてくるそれらは、全部で十数品。ああ、こういうのを滋味というのだろうなぁ、と。毎日でも食べたい。今すぐにでもまた食べたい。法事に来る親族も最近ではみなこのお料理を楽しみにしていたようです(もちろんわたしも)。

元来、無宗教な家族であることに加え、まま方のお墓は都内の大きな霊園(法事の際はご縁のあるお坊さんに来ていただきますが、お寺さんを持たない、普段は別の仕事をされているお坊さんです)で、じじ方はまだお墓を持っていなかったいうことで、こうして家族ぐるみまるごとお寺さんにごやっかいになるというのは、初めての経験です。いいお寺さんにあたったことも大きいと思いますが、なんとも安心で心地よく、ありがたいものですね。昔はみなこうして菩提寺というものを持っていたものなのだろうなぁ、今でも地方ではみな持っているものなのだろうなぁ、と、なにか懐かしい感じもして、その仲間入りができたことを(?)うれしく楽しく感じる今日この頃です。