Monthly Archive for 4月, 2000

花。

花には不思議なほど興味がありませんでした。みんなが「花屋さんになりたい」とかわいいことを言っている時期にすら。
そんなわたしが花に興味を持ちはじめたのはいつ頃からだったかな。興味を持つと言っても花屋さんの前で立ち止まることがあるようになったくらい。特に花の名前を知っているわけでもない。覚えようとするわけでもない。でも好きな色の花。不思議な色の花を見ると自然と足が止まったりするようになりました。いつかお金ができたら買ってみたいな‥などと思いつつ。

はじめて人に花を贈ったのはたぶん大学3年生のとき。1か月間お世話になったヨークシャーのホストマザーに、お別れの前の日、両手一杯のピンクのバラを買って贈りました。花を抱えて家に戻るまで、たくさんの人に振り返られて、ハズかしくもうきうきしたのを覚えています。華やかなものが好きなホストマザーの喜ぶ顔も楽しみで。

2度目に贈ったのは、社会人として初めてのお給料をもらったとき。そのお金を使って家族(正確には母と祖母)に贈りました。このときは「初給料の花束を」とお願いしてちょっとお店の人を困らせてしまったのを覚えています。

ブーケをつくってもらうときには、どうしても使ってほしい花を「コレとコレ」と指差します。それから予算を告げるだけ。千円だっていいのです。あとは花屋さんのプロの手がそれらをどのように仕上げてくれるのか、他のどんな草花(ときには枝や実)と組み合わせてくれるのか、できあがりを楽しみに待つばかり。

近頃、なぜか人に花を贈りたい気分です。草花が美しい季節だからかな。贈る相手の笑顔が見たいからかもしれない。自分のために買うにはちょっと贅沢だから。

花を贈られたときの笑顔って、贈る側が予想していたよりも遥かにうれしそうなことが多いのです。花を贈ったことがない方、贈る相手の顔でも頭の中で探しながら、機会があったらほんのわずかの時間だけ、花屋さんの前で足をとめてみてください。

キャラクタ

独身時代はめちゃめちゃシャープな好みだったのにこどもができるといきなりサンリオキャラに走っちゃう人とかっているけどわたしもそうなっちゃうんだろうか。なんかちょっとイヤン。ってもともとシャープじゃないけどさ。

某妻さんはピングーが好きらしい。某太ちゃんはアランジアロンゾが好きらしい。で、わたしは、と言うとコカコーラの「Qoo」にハマってます。キャップ集めはしてないけれど、クーグッズも持ってないけど、でもハマってるものはハマってるんです。こどもだってウマイんです。飲んだらこう言っちゃうんです。

クーッ。

BGM

音楽が好き。なのはここを読んでくださってる方ならなんとなくわかってらっしゃることと思いますが、ピアノやクラリネットをやっていた影響からでしょうか。歌モノだけでなく、BGMからクラシックまで、歌のない音楽にも興味を持っているのがわたしです。

ベタなところでは、先日もお話した「あぶない刑事」のサントラや「ザ・必殺仕事人」なんていうサントラ。もう少し名前の売れている辺りなら、宮崎駿アニメや北野武映画の音楽をずっと任されている作曲家の久石譲。おしゃれ関係やCM音楽を多数手掛けている(あの歌姫ビョークにまで才能を認められている鬼才)アコーディオン奏者の小林靖宏(COBA)。世界にも珍しい(と思われる)ピアニカ奏者・ピアニカ前田率いるピラニアンズとか、古楽器を作曲&演奏するタブラトゥーラとか。親子三代音楽家の(最近小林亜星との騒動で世間を賑わしている)服部克久もCMに使われた「クジラのボレロ」やTV番組「新世界紀行」のテーマ曲なんかは好きでした。姫神なんかはもう大御所ですが「神々の詩」のテーマはやはりすごくよかったですよね。「シルクロード」の喜多郎(あれ?字ちがう?)に、「大黄河」の宗次郎。喜多郎はちょっと宗教めいてしまって、また宗次郎は作曲にちょっと「?」の部分があって必ずしも好きとは言えないのですが、代表曲はやはりキラリと光るものがあります。オーストリアやトルコの友だちが喜多郎を知っていたのもちょっと驚き。「世界の喜多郎」はホンモノらしいです。すぎやまこういちに、細野晴臣、GONTITIに、原田節。篠崎正嗣に、手使海ユトロ、三枝成彰に、ヤン冨田。

いや〜、なにって、そろそろいよいよ挙式の際の音楽決めをしないといけないのです。デフォルト曲を使うのもありきたりでつまらないのでどうせならヒト捻りしようと思っているのですが、やはり友だちにテープを××するのとはわけが違う。重みがありますね。ただいま頭を悩ませています。

沈没

週末は妖精様と2人して風邪で沈没していました。ひさびさに起き出してみるとそこには荒廃しきった部屋が。今週はまずこれを片づけるところからスタート。わっしょい!

ところで二字熟語のタイトルを見るとあぶない刑事を想ってしまうわたしはかなりのあぶダー(言わない)。本編・続編をすべて録画してあることは言うまでもなく、小説本10冊ほど(全巻ではない)、サントラ6枚ほど(全てではない)、テレカ7枚ほど(なぜか見当たらない)に加え、映画第1作目のVHS(高かった)、柴田恭平のLP、縁日で買ったブロマイド数枚などなど。括弧から推察される中途半端さがなんともわたしらしい。

1つのドラマを毎回観ていたというのはこのあぶない刑事の他、必殺仕事人V、影の軍団(半蔵時代)、大江戸捜査網くらい(時代劇ばっかり)。推理モノや時代劇は好きでも恋愛モノとかはあまり見ないのだなぁ。

暴走のころはまださぁ‥とか、生還は最高にかっこいいよねぇ‥とか、いやそれを言うならやっぱり奪還でしょう‥とか、そんな話ができる人がいたらおたよりください(うそうそ)

春眠

眠りが浅いきょうこの頃。夢を3本立てで見たり夢の中でも桜花やってたり。ただでさえ今年はまだ花粉が過ぎ去らないというのに、寝不足も重なりいつもの半分ぐらいしか目が開いてません。うと。うと。

イギリス旅行の大枠が決まりました。気がつけばもう旅行も2か月前に迫っており、海外の準備をするには it’s high time! ってなわけであわてて飛行機と宿だけ押さえました。1人旅なら当日の宿探しもイギリス旅行の醍醐味であるわけなのですが、誰かと一緒に行くときには日本から宿をとってきます。

どこの国もそうですが、訪れるなら都市だけでなく田舎も見たいですね。誰かにイギリスを案内するとき、わたしは大抵 London とどこかの中都市とどこかの田舎という3つを組み合わせます。Yorkshire、Cornwall、the Lake District、the Cotswolds、the Fens‥イギリスには魅力的な地方がたくさんあります。わたしがもっとも愛するのは厳しい気候を持つ荒涼の大地 Yorkshire ですが、今回選んだのは Cotswolds。ハチミツ色の家々が並ぶ最もイギリスらしいと言われる穏やかで美しい田舎です。

London でテムズ河畔の大観覧車に乗り、グリニッジで子午線をまたぎ、Ascot で競馬を観る。あわよくば Cotswolds でお馬さんになんか乗れたらいいなぁとも思っているのですが初心者だけに可能かどうか。そう。今回の旅行は妖精様仕様でテーマは「お馬さん」です。妖精様のお仕事の都合で今度はいつ行けるかわからないヨーロッパ。存分に楽しんで来なくっちゃ。

++ 桜花の乱 巷で流行のネットゲー。マルチプレイHEXです。