Monthly Archive for 5月, 2000

ぱんく

5月ももうおしまい。前回書いたときから半月であまりにいろいろありすぎてもう細かく書く気が起こらなーい。ので思いつくままつれづれに。

20日には式を終えてきました。?25000ナリの料理は思ったほどではなかったけど、チャペルのパイプオルガンではちゃんとロトのテーマ弾いてもらえたし、卓上装花も期待通りの色合いでウレシかった。なによりなごやかな雰囲気で進んだのがいちばん!オモテナシがテーマだったのだけれどお客様にちゃんと伝わったかな〜。3つのデパート駆け回って1人1人に選んだ引出物も気に入ってもらえるといいな。妖精様も書いてたけれど、式の後に泊まった部屋もよかった。下見したときに見せてもらった部屋はもう1ランク下だったのだけれど、それを想像してたから特に感激。最上階37階の部屋につくと、予め頼んでおいた(披露宴で使った)花とワインの残りが運び込まれていて、すでに部屋はターンダウン後。宴が終わって速攻お化粧とってもらったけどそれでもまだペタペタしていたのですぐシャワー浴びて後は部屋でグデ〜。この日ばかりはちょっと贅沢しようと前から言っていたのだけれど、宴が午後だったのでおなかはいっぱい。とてもフルコース食べにホテルのレストランに行ける感じではなかったので、高いなーと思いつつもルームサービスの中華をとってみました。30分して運ばれてきた中華は白いクロスをかけたワゴンに乗せられてしっかりテーブルセッティングされており、なによりかによりウマい!ウマウマ!うぉーうまいーと妖精様と叫びながらしっかり全部平らげました。好きなペースで好きなマナーでテレビだって見ながら食べられるルームサービスって、きちんとしたところで取れば実は最高の贅沢かも。翌朝も朝からキャビアつきの朝食をルームサービスでとって、贅沢に1日を送り無事帰京。すっかりルームサービスの虜になって帰ってきました。

明けて翌週、こないだの土日はこれまた前々から企画していた神籬・大オフでした。総勢45名ほど?1次会のボーリングから始まって、2次会飲み会、3次会飲み会、翌日4次会もんじゃ焼き、5次会スターバックス、6次会カラオケ‥と大オフの名に恥じない2日間に渡るオフ。1日目に解散したメンバーの中からも翌日再び駆けつけてくれる人も多く、6次会解散時にもまだ20名を数えるほどの高出席率でした。みなさん、特に遠方から参加の方々、本当にお疲れさま。これだけ大人数になると1人1人と話す時間はほとんど持てなくて残念だったけれど、おっきなオフって大抵こんなもんよね。大きなオフで顔を覚えて小さなオフでじっくり話す、そんなのが理想かなと思います。

きょうの日記これでオシマイ!

楓荘

夏が近づくといつも思い出してしまう家があります。駅からの帰り道にあるその家の物干しには、毎年この時期になるとたくさんの風鈴がさげられました。2本の物干しいっぱいにさげられた江戸風鈴や南部風鈴は、風が吹く度、線路を越えた向こうの道にまで涼やかに響き、心を澄ませてくれたものでした。

風鈴がさげられなくなって何年経つでしょう。そこに住むおばあちゃんたちが手入れしていた涼しげな庭も、今では雑草たちが幅をきかせています。

交番跡の桜の木。高架線下の梅林。一力さんちの沈丁花。鈴木さんちのくちなしの花。毎年楽しみにするさまざまな風物詩の中でも音で季節を感じさせてくれる風鈴はとりわけ新鮮で、それが失われてしまった今、この季節はわたしになにがしかのノスタルジックな感情を呼び起こすのです。

ぴーちく

なんだか鳥たちが騒々しい。ピーピーピーだのチーチーチーだの、家の門をくぐっただけですごい勢いで警戒警報を鳴らされてしまう。捕って食おうとしてるわけでもあるまいに、なにをそんなにー‥。(ここわたしんちなのにぃ‥。)と思って、フと合点。

そうか。5月だもんね。

5月は鳥たちの出産の季節。小スズメたちが庭に来るのがこの季節。まとまった集団を見かけるのもこの季節。今は色の薄い小スズメたちももうしばらくしたら大人と見分けがつかなくなり、じき巣立っていくのでしょう。

それまでは、つつかれても(つつかれてないけど)、フンをひっかけられても(ひっかけられてないけど)、ガマンガマン。

やはりカメラネタ

カメラとひと口に言ってもその写りは様々です。匂いが写るカメラ。音が写るカメラ。気配が写るカメラ。‥もちろん本当に写真から匂いがするわけじゃないし音がするわけでもない。けれど確かにカメラによって「匂いのしそうな写真」が得意なモノもあれば、「音が聞こえそうな」写真を得意とするモノもあるのです。

いいカメラという表現は微妙です。人によってカメラとの相性は違うから。でもむちゃくちゃシャープな写真がとれるものでも音も匂いもなにも感じられないカメラは愛されづらいかもしれない。むちゃくちゃピントが甘くても周りの喧噪が写っていたり味が写っていたりするものは多くの人に愛されるかもしれない。視覚以外の五感で何かを感じられるカメラがいいカメラと言われるのかもしれない。

人にもそれぞれ得意な感覚があると思う。視覚。聴覚。味覚。嗅覚。触覚。カメラの得意なそれと自分の得意なそれが噛み合ったとき、そのカメラは自分の代弁者になるのかもしれない。

わたしの場合それは触覚だと思う。自分の五感のなかでいちばん鋭いのは触覚だと思う。特に空気に対する触覚。(もはや触角?)

LOMOは空気の流れを写す。空気の湿度や温度。空気の動き。だからそこに写るのは時間。LOMOの写真には写された時とその前後の時間が写っている。

G1も空気を写してくれる。一瞬の空気。瞬間の空気。G1はその瞬間をそこだけ切り取るように写す。前後の時間のない、まさにその一瞬。その時その場所の空気をパキッと切り出すように。

LOMOの時間が線ならG1は点。2つのカメラは明らかに違う。どちらが好きかはもう後は好みだろう。自分の五感にどちらがより共鳴するか。どちらもダメな人だってもちろんいるだろう。

3-4年前に初めてG1を買ってから、いろいろなカメラに手を出してきました。家で見つけたオンボロのオリンパスペンEE。中古ヤシカに、中古ニコンFM。リコーGR10。そしてLOMO。安月給(時には無給)だったわりにはよくいろいろと浮気したものだなと思う。買ってみてはなんか違うと思ってがっかりする。そんなことを繰り返し、ヤシカは妖精様に、FMは弟の手に渡っていきました。残っているのはG1とちいさなカメラたち。その中でわたしが愛するのはG1と何故かペンEE。温度が写る。音が写る。ペンもまた、わたしには奇妙に魅力的なカメラです。

コンタクト-カメラ

挙式用にコンタクトをつくりました。親戚の顔は見えなくてもへっちゃらだけど、お料理は見えないと困るから。(いひ)

コンタクトをつくるのはこれで2回目です。大学のときも1度チャレンジしましたが、敢えなく挫折。あのゴロゴロ感と、瞬きする度に一瞬焦点が合わなくなるあの感じにどうしても慣れなくて。今回はその時の教訓を活かしてソフトを作成。ん〜。ハードにくらべると全然ゴロゴロしないし、焦点が合わなくなる瞬間もない。おまけによく見える!

大学の最後の身体検査のとき既にメガネ使用で0.2とか0.4とかしか見えなかったわたし。(かなりの瓶底なのに。)それから5年。たぶん今では0.1くらいしか見えてないんじゃないかな〜。でもメガネでこれ以上度を強くすると目に負担がかかると言われていたので、新たなメガネを作ることもままならなかったのです。

コンタクトをつくったその日。フンフンフンと鼻歌を歌いながら眼科からチャリで帰ってきました。よく見える〜よく見える〜。目がよく見えるってこういうことだったっけ?って。目がよく見えるとなんてそこら中にシャッターチャンスが転がっていることでしょう。いいな〜いいな〜。目が見えるっていいな〜。世界がキラキラ。でもやっぱり目に違和感〜。早く近視手術が一般化しないかな〜。
カメラ!と言えば。最近になってようやく気づいたこと。やっぱりわたしはG1が好き!いっちばん最初にG1を買ってカメラが好きになって。それからちょこちょこ新しいカメラを買って。でも写りが好きなのはやっぱりG1。空気も写せる不思議なカメラ。これなら他のカメラ買わないでG1のレンズやフラッシュ買ってればよかったぁ〜〜〜