Archive for the 'c: デジタル' Category

Page 3 of 66

Qu-s(ポストイットの進化系?)

ポストイットのような、デスクトップに留まるタイプのメモアプリ「Qu-s」を使って数日。すでに手放せません。

 qu-s
 Qu-s $16.95
 http://www.qu-s.eu/flash/index.html

ポストイット系があまり得意でなく、os7.xの時代はともかく最近ではまったく使っていなかったわたしなので、現代のポストイットがどんな感じになっているのか他のものとの比較はできないのですが、このQu-sのデザインの美しさ、またUIの秀逸さは、ポストイット系アプリの一つの最終進化系ではないでしょうか。

どこをどう説明したらいいものか。ややこしい説明より、とにかくQu-sのサイトにある動画を見て! という感じなのですが、それでもなお頑張って文字にしてみると、

  • メモには、文字とリンクを記述することができます。
  • フォントの種類や大きさ、メモの横幅は、設定画面で選択可能(すべてのメモ共通)。メモの色は、メモごとに変更可能です。
  • 文字には、チェックボックスやポインターを簡単につけることができます。
  • リンクは、ドラッグ&ドロップで、ウェブはもちろんローカルのファイルやフォルダへも簡単に張ることができます。
  • リンクがウェブへのリンクだった場合、自動的にウェブアーカイブが生成されます。リンクにカーソルを置くと、アーカイブのプレビュー(サムネイル)を見ることができ(軽くて快適)、リンクをクリックすることで専用ブラウザが開き、より鮮明なアーカイブを見ることができます(拡大縮小自在)。デフォルトブラウザでの閲覧に切り替えることも容易です。
  • リンクがフォルダやファイルリンクだった場合も、リンクにカーソルを置くとプレビューを見ることができます。クリックでそのフォルダやファイルへ移動(ファイルならば起動)。簡単なランチャーにもなり得るかもしれません。
  • メモは、複数をまとめて一つのプロジェクトとして扱うことが可能です。プロジェクトが複数ある場合、メニューやホットキーで切り替えが可能です。同じプロジェクト内にあるメモ群は、くっつけたり離したりできます。プロジェクトごとにレイヤーがあるといった感じです。
  • メモは、一定時間後(任意で設定可、普通は数十秒)、透明化されてデスクトップに溶け込みます(透明度の設定も可)。完全に隠してしまうことも可能です(プロジェクトごとに設定可)。
  • メモには、左肩にチェックボックスがついており、そこへのチェックはそのメモの「完了」を意味します。完了したメモは、手動または自動(1日の終わりか1週間の終わりを設定可)で、ファイリングされて裏に回ります。未完のメモだけが常に前面に表示される仕組みです。
  • メモは、印刷やエクスポートも可能です。とてもつくりこまれたプリント設定画面で、ここでどのメモをプリントorエクスポートするか細かに設定可能です(いずれもクリックで行えます)。どの範囲のものを表示するのか(過去1週間、過去1か月、過去半年)。どのプロジェクトのどのメモを表示するのか。完了&ファイリング済みのメモを、ファイリング前の状態(前面)に戻すのもこのプリント画面です。

とにかく、使っていて美しく楽しくmacらしい、未来感のあるアプリ。

まだバージョンが若いこともあり、これで完成とは思いませんが(一番最初の立ち上げ時にクラッシュするなどまだ不安定な部分もあります。ちなみにわたしの場合、終了させてすぐまた立ち上げたら2度目は普通に立ち上がりました)、この時点でこれだけの完成度は脅威です。あとはユーザが増えて、バグなども減ってくれれば…! 

メモ&クリッピングアプリとしてとても気に入っているShoveBox以上に、この数日、出番の多いQu-s。ものすごーく期待大。あと数日試用期間がありますが、おそらく登録に至るであろう感触です。

Qu-sサイトの最初のflash動画が終わると(あるいは右端にあるskipで終わらせると)出てくる「learn more…」から辿れる4つのチュートリアル動画たち(watch demo×4個)、ぜひぜひご覧になってみてください。

<追記(2009/03/09)>
まだあと1週間ほど試用期間がありましたが、応援の気持ちを込めて、今しがた登録させていただきました。もっとユーザが増えてずんずんよくなってほしいなぁ!

<追記(2009/03/19)>
なんと本日のMacUpdate Promo(Daily)に出ました! $16.95→$10.95(35%オフ)です。最近、こういう間の悪い買い物(買ったものがすぐディスカウントされる)が多いけど(ShoveBoxもね…)、でもQu-sはもっと話題になっていいアプリじゃないかと思うので、これをきっかけにぜひユーザが増えるとうれしいです。twitterでフォローしてるの4人だけなんだもん…。あと21h30mだそうですよ。迷ってた方はいそげ〜

MacJournal

MacJournalがMacZotに出ていたので($34.95→$19.95)、1日迷ったのち、購入しました。

 macjournal
 MacJournal : Mac journaling & Mac blog software.
 http://www.marinersoftware.com/sitepage.php?page=85

用途はズバリ、日記帳です。Mémoiresからの乗り換えです。

Mémoires。きれいなアプリでした。シンプルだけれどセンスがあって。でもフリーがシェアになり、シェアになった途端バージョンアップが止まったかと思ったら、しばらくぶりのバージョンアップはメジャーアップデートと題してさらなる課金。これにはちょっと…ついて行く気が失せました。

一方、MacJournalは以前からもう幾度も名前を目にしていて。さらに試用してみたこともたぶん2回くらいはあって。でもその度に、どこかちょっと自分の感覚とは違うんだよなぁ… と導入を見送っていたアプリでした。考えてみれば、これまではMémoiresに代わる日記帳としてではなく、Mori/Journler/Togetherに代わる情報管理アプリとして見ていたからかもしれません。でも今回は、あくまで(日記帳である)Mémoiresの乗り換え候補としての試用。さらにMacZotで40%オフで手に入れられるとあって、購入はすんなりと決まりました。以前、試用したときに比べ、UIがだいぶスッキリしたことも大きかったかと思います。

MacJournal。少し使ってみて、ああやはりこれは日記帳なんだな、と思いました。Togetherなどが客観側に重きを置いているのに対し、MacJournalはもっと主観側に立った、つまりはMailライクな日記帳。他の最先端(?)のアプリのような使っていてワクワクするようなときめきはないかもしれませんが、教科書を読んでいるようなスタンダードなものの持つ安心感がここにはあるんだなとわかりました。ちょっと古くて2.0というよりは1.0。でもその懐かしさが安心を与えてくれる、そんな感じの(新し目の機能だってついているんですけどね)。

<気に入った点>

  • 階層化できること。
  • かつ、タグでも管理できること。
  • スマートジャーナルが使えること。
  • 基本的なテキスト系の機能が一通り使えること。
  • Mori風に縦横の表示切り替えができること(MacJournalの方が先?)。
  • ブログへの投稿が可能なこと。
  • WriteRoom風の全画面表示があること。
  • 音声の録音ができること。
  • ツールバーの項目が充実していること(ここはTogetherも見習ってほしい)。
  • 日本語化されているので国内にもユーザが多そうで安心感があること。
  • ちょっとした遊び心があること(ツールバーのタコス、色の名前)。

<もうひとつな点>

  • だいぶよくなったけれど、まだUIが垢抜けないところ。
  • 表示系統をいろいろいじるとまだバグらしきものが残っていること。

バージョンが5.xを数えるにも関わらず、まだUIやデバッグに不安が見つかるあたり、開発者の技能の限界なのかなぁと思ったりもするのですが、このどこかアナログの匂いが残るところも含め、MacJournalはみなに愛されているのかもしれません。

ゆっくりのんびり気長に使っていきたいと思います。

<追記(2009/03/09)>
動画も撮れるらしいと気づいて撮ってみて、でもちょっとわからない点があったので、マニュアルをダウンロードしてみたところ、思ったよりずっと高機能なのかも…! 一見シンプルに見えて、そしてそのようにも使えるけれども、深く使おうと思えばそうもできるタイプのアプリなのかもしれません。とりいそぎシンプルと決めつけてしまったことへのお詫び(?)と反省まで。(あっ、でもって、思ったより大きな会社による開発ぽいことにも気づきました。これまたお恥ずかしい。でもUIはやっぱりどこか懐かし感があると思うんですけどね。)

AppleUSBモデムでfax送信

AppleUSBモデムが届きました!

1年半前まで使っていたibookG4には内蔵モデムが搭載されていましたが、今のmacbookには省略されています。このmacbookはわたしにとって3台目の白bookになるわけですけれども、見た目がほとんど変わらないからと安心して移行すると、あとからぎゃふんとなることもしばしばなんですよね。

さて、届いたAppleUSBモデムですが、もっぱら仕事でのfax送信に利用します。業界にもよるのでしょうが、わたしのところではまだまだ相手先とのやりとりにfaxは必須。ようやくぽつぽつとメール対応してくださるところも増えてきましたが、ほとんどのやりとりはいまだfaxなんですね。で、もちろん仕事場にfaxを搭載した電話機はあって受信は普段そちらでするわけですけれども、送信に、macでつくった書類をそのまま送りたいときってあるんですよね〜。そこでこれが役立つわけです。

fax電話機での送信でなく、macからfax送信する際の利点は、こんな感じ:

  • macでつくった原稿を、プリントアウトしてからfax電話機で送信する代わりに、macから直接送れるよ!(無駄な紙が出ないよ。)
  • fax電話機から送信すると、読み取り時に原稿が汚く(粗く)なるけど、macから送ればだいぶきれいだよ!(写真入りのものもそこそこきれいに送れるよ。)
  • 同じ原稿を複数の宛先にまとめて送りたいときに、fax電話機につきっきりで原稿を何度も入れたり番号を何度も押したりする必要がなくなるよ!(アドレスブックから複数の宛先を指定したり、まとめて手入力して送れるよ(同報メール風に)。こうした複数同時送信機能がついているfax電話機は以前調べたときブラザーのごくわずかな機種だけだったよ。)

ないと絶対に困るものではないけれど、あるとやっぱり便利です。使い方はこんな感じ:

  1. 電話機からモジュラーケーブルを引っこ抜いて、AppleUSBモデムに差し込みます。モデムのUSB側はmacに差し込みます。(つまり、壁–モジュラーケーブル–AppleUSBモデム–mac、とつながる形。)
  2. fax送信したいmacの原稿画面で「プリント…」を選びます。そう、プリント画面から送信するんですよ〜。プリント画面が出るアプリならたぶんなんでもfax送信可です。
  3. プリント画面左下にある「PDF」をクリック、「PDFをファックス…」を選んでやります。必要な箇所に記入して(最低でも送り先の番号は必要)、「ファックス」。

以上です。プリントするのと同じくらい簡単にfaxできちゃうんですよね。(こうしたfax機能とか、PDF書類を手軽につくれてしまう機能というのは、地味だけれどmacのすごく優れた部分だと思う。)ちなみに、一度この手順でfaxに使うExternal Modemを認識させてやると、次からは、プリント画面の上の方にある「プリンタ」で、External Modemを選ぶことができるようになり、そこからも同じようにfaxできるようになります。

今回、後から購入した(内蔵でない)AppleUSBモデムを使うということで、ドライバとかちゃんと入っているのかなぁ、なにか他に設定が必要かなぁ、と思いましたが、なんのことはない、ただいつも通り差し込んでいつも通りプリンタ画面から送信するだけで使えました。

このmac標準のfaxドライバは、すごく簡易なものなので、物足りない方もいらっしゃるかもしれません。が、以前faxがmacに標準搭載される前に入れていた有料のfaxアプリは、機能は多かったけれどもとても不安定だったので、わたしには今の簡易だけれども安定しているドライバの方がありがたいです。なお、より高機能なfaxをmacから使いたい方のために(なのかな?)、今もなお有料のfaxアプリは存在する模様です。

AppleUSBモデム。わたしの利用法はfax送信という限定されたものですが、faxモデムですから、もちろん受信も可能ですし(システム環境設定の「プリントとファックス」で設定ができます。受信を利用する際には常時macを立ち上げておく必要があるのかも。光電話などアナログ電話でないものからの利用は不安定なようです)、また、モデムですから、旅先にmacを持っていった際など、アナログ回線でのネット接続も可能です。

みなに必要なものとは思わないけれど、ピンと来た方にはおすすめです。

<追記(2009/03/19)>
その後、同じ内容のファックスを複数の宛先にまとめて送信する機会がありました。書類からプリント画面へ、そこでアドレスブックから複数の宛先を選んでやりましたが、なんと困ったことに、今の(os10.5.6)標準のファックスドライバでは、送信リストに宛先番号が表示されないことがわかりました。まとめて送って、例えば通話中だったり、ファックスがオフになってたり、はたまた番号不在になっていたりした場合、送信リストで保留となるのはいいのですが、どこ宛のファックスが保留になっているかリストではわからない(保留を解除して再送信しようとすれば、表示は出るのですが)。え〜、こんなことって! たしかモデムが標準で内蔵されていた頃のドライバではきちんとリスト表示の際にも宛先番号が出ていたと思うんだけど…。これは、標準でないファックスアプリが必要となるかもしれません…。

Ozh’ Admin Drop Down Menu(WPプラグイン)

WP2.7.1、その後も快調に動いています。特に、管理画面が細かいところでだいぶ使い勝手がよくなって、ああ、バージョンアップしてよかったなと。見た目もすっきり。macでいうならos9→xになったような。firefoxでいうなら2→3になったような。

ただ、以前に比べて本当によくなっているのだけれど、ちょっと違和感のあるところもあって。

1つ目に、メニューが左になって、一瞬とまどうところ。
2つ目に、メニューが左になったため、小さい画面では少し窮屈なところ。

要するに、左メニューが慣れないんだな〜、と、いうことで、そうだそうだあれがあったと、2.7.1にバージョンアップする際にオフにしておいた Admin Drop Down Menu をWP2.7+用の3.1.3.3にバージョンアップしてから、ひさしぶりにオンにしてみました。

Admin Drop Down Menu
http://planetozh.com/blog/my-projects/wordpress-admin-menu-drop-down-css/

そしたら、これが、すばらしい!

こちらが使用前。WP2.7.1の管理画面。これも決して悪くない。

before ADDM

そしてこちらが使用後。画面広々。

after ADDM

さすが公式プラグインページの★5つはダテじゃない。上からのメニューはやはりmacと親和性が高くてすぐに身体に馴染むし、また、左にメニューがなくなったことで、メインの部分が広々使えるようになりました。カラーピッカーでメニュー部分の色を変えられるようになっていたり、メニュー部の文字の有無、ドロップダウン部のアイコンの有無など、カスタマイズも以前より充実しています。あんまりステキなので、すでに定番とは思いつつ、改めて(感謝の意を込め)投稿してみました。ありがとう、Ozh〜。

WP2.7.1+K2

昨日、無事にver.upできたWPですが、ひとつ気になっていたのはK2での表示が少し崩れてしまう点。左右に少しずつとられるはずのマージンがなくなり(薄灰色の部分)、のぺ〜っと表示されるようになってしまったのです。

ただ、これは、自分がたいした知識もないままつくってみたcssに原因があるのかなと思っていましたし、K2 Options > Advanced Navigation にチェックを入れると、一旦のっぺりした崩れた表示になるものの瞬時にいつものマージンありのものが表示されるようになることがわかりましたので、その以前はなかった瞬時の切り替えをうっとうしくも思いつつも(2.7.1を重いと感じたのはこのためです)、まあ、仕方ないのかな〜、とあきらめていました。

が、さきほどPHP5に切り替えた後(ええ、切り替えましたとも! 今のところ無事に動いている模様です)、なんの気なしにフッタからK2のページに飛んでみたところ。

 WordPress 2.7.1 and K2 1.0-RC7 at K2
 http://getk2.com/2009/02/wordpress-271-and-k2-rc7/

じゃじゃーん。なんだ、バグだったんですか〜! さっそく2つある選択肢のうち1を選んで、info.phpを入れ替え。Advanced Navigationを外しても、問題なくいつも通りの(マージンありの)表示がされるようになりましたー。しかも早い! 

わーい、WPのみなさん、K2のみなさん、いつも本当にどうもありがとうございます。