Monthly Archive for 10月, 2003

弁慶、死す

かわいがっていた野良猫・弁慶が死んでしまいました。見つけたときには、うちの敷地の隅っこで、すでに死んでいたのです。

死因はわかりません。けれど、猫は普通、人知れず死に場所を探すといいます。病気や老衰なら、あのように人目につくところで死ぬでしょうか。うちのアパートは周りがぐるり駐車場なので、クルマにはねられた‥のかもしれません。

出がけにちちが気づき、けれど、すぐに穴を掘ってやる時間もなかったので、帰ってきてから埋めてやろうと相談して出かけました。しかし、夕方戻ったときには、すでに弁慶の姿はなく‥。大家さんか、事故の当人が、どこかに埋めてくれたのでしょうか。うちの敷地で死んだのも、もしかしたら、弁慶の意志だったのかもしれない、わたしたちに看取ってほしかったのかもしれない、そう思うと、自分たちの手で埋めてやりたかった気持ちが半分、でもどこかほっとしたような気持ちも半分‥。

エサをあげていたわけではないのです。ペット禁止のアパート暮らしですから、それはできませんでした。わたしたちはただ、テラスでほたるぼっこしている弁慶をいつもそっとしておいてあげただけ。ほかの猫にけんかで負けそうになっていたら、大きな音たてて窓を開け、けんかのじゃまなどしてただけ。

それでも、小柄で毛並みもわるかった弁慶は、猫仲間だけでなく人間にもあまりモテなかったのか、うちの敷地を数少ない安全地帯とでも思っているかのように、よくほたるぼっこをしていたのでした。

わたしたちが弁慶の遺骸を見つけたとき、弁慶はふかふかの落ち葉の山の中にいました。自分でその場所を選んで、そこで息絶えたのだとしたら。なにもしてあげられなかったことが、切ないのです。

大塚心中

なにやら不穏なタイトルですが、いえ、大塚家具と心中だーという株のお話です。

3800円を目標にして、3300円で購入した大塚家具200株。その後、日経平均とともにずるずると後退。ついには3000円を切るまでになってしまいました。今のままですとマイナス80,000円ですわよー。

けれど、チャートを見るとそろそろ下げ止まった感があるし、相変わらず円は高いし、その後、大塚家具に特別悪いニュースもないようだし‥ということで、かーなーり怖かったのではありますけれど、思い切って2900円で買い足してみました。もう200株。

金曜に買い足して、その日の終値は3100円。最初に買ったのが3300円、今回が2900円ですから、今はちょうどその間。手数料分だけマイナスという感じです。3300円で200株、3800円で200株を売却予定。うまくいけば、なかなかのもうけになる予定ですが‥(うまくいかなければ‥)。

☆大塚家具(8186)
2003/10/15 購入 \3,300*200株=\660,000
2003/10/24 購入 \2,900*200株=\580,000
2003/10/25 所持 \3,100*400株=\1,240,000(100.0%)

現金(当日残高)  98,487
株式     1,240,000
計      1,338,487
(※e-tradeがメンテ中なので不確かな数字です)

ベビーベッド

ベビーベッドを片付けました。

なんてことないようだけれど、なくなってみると、赤ちゃん期をいよいよ卒業したんだなと心が揺れました。今もちょっぴりめらんこりっく。

もともとベッドとして使ったことはなく、寝るときはいつも腕の中か、胸の中か、背中か、布団。ベッドとは名ばかりのベビーサークル的な使い方であったわけですが、それでも小さい頃は昼間のかなりの時間をそこに仰向けで過ごし、少々大きくなってからも家事の合間にはその中に入れられ‥、いわばずっと一緒に成長してきたトモダチだったわけです。それがここ数週間、ほとんど中に入らずに過ごす日が続き、いよいよ片付けるときが来たか、と感じたのでした。

もともとが狭い我が家です。デーンと陣取っていたベビーベッドがなくなるのは、ほたるはともかく、わたしたちにはむしろ大歓迎だったはずなのですが、片付けてみて、この心の空白はいったいなんでしょう。部屋がからっぽになったと同時に、心にも穴が空いてしまったような。さみしくて、思わず、もう1度組み立てようかと思ってしまったくらい。せめて、ああ、片付ける前に、記念写真でも撮っておくんだったな、「ほたると最後のベビーベッド」とかいうタイトルで。でも片付ける前にはこんな気持ちになるなんて、まるで思いもしなかったしな。ああ、なんだかとってもさみしいのです。

ベッドがなくなってしまったので、ベッドの下に入れていたごちゃごちゃとしたものの入れ場がなくなってしまいました。この際、ほたる用に、ずっと使えるようなチェストでも買おうかなと考えています。捨てても惜しくない家具か、あるいは、一生モノの家具。来年あたり引っ越す可能性もあるので、買うとしたらそのどちらかかなと思います。中途半端な家具は、捨てられなくて、実はいちばんタチが悪いんですよね。

あんよと言葉

外履き用のセカンドシューズを買ったのが、ちょうど2週間前。靴底が革のファーストシューズでは、デパートなど屋内ばかり歩かせていましたが、ゴム底の2足目を買ってようやく外に出られるようになりました。

買ってすぐの週末は、土日とも近所の大きな公園へ。それまでの平らな床と違うでこぼこな原っぱに、最初は苦戦していましたが、すぐに慣れて、ベビーカーを押したり、黄色いボールとたわむれたり。でこぼこだと、バランス取りながらで、全身運動になるのだろうなぁ、その晩はとてもよく眠りました。

以降、駅まで行く間に、ちょっと(だっこ紐から)降ろして歩かせたり、実家までの途中を歩かせたり。まだ外のお散歩に親子とも慣れてないため、くるまや吸い殻など、どんなものに注意を払ったらいいのか学習しつつ、少しずつ少しずつ距離をのばしています。

あんよと共に、ここ最近急速に進歩しているのが、言葉。まだ話せる単語は少ないのですが、言葉というものへの興味はがぜん強くなってきたようで、モノを指さしては「ダレダ(誰だ?)」とその名前を訊ねてきます。ヒトでもモノでも「誰だ?」。言えるようになった新しい言葉は、

「ネンネ」(寝るの意)
「ワンワン」(犬の意、でも四本足みんな)
「バーバ」(バムセの意、ブタのぬいぐるみの名前)

と、こんな感じ。まだあまり子音のストックが多くないのですね。

柳宗理のステンレス鍋

数年前から使っているお鍋がだいぶ痛んできたので、新しいお鍋を買いました。柳宗理のステンレス鍋、ミルクパン16cmと片手鍋18cmです。食費を2か月ほど頑張って節約して、そのお金で買いました。

ステンレス鍋としては、このお鍋たちは、薄い方(底厚1mm)。煮物に使っているもっとがっちりしたGEO鍋と比べると、沸くのも早いけれど冷めるのも早い、確かにこれは、アルミに近い使い勝手でした。両方から注げる注ぎ口や、ずらせる蓋、ザルとぴったり組み合わせられるサイズなど、すてきなアイデアが散りばめられたお鍋だけれど、やっぱりう〜ん、GEOの方がよかったかしら。

このシリーズでいちばん有名なのは、やかん。確かに、そう、やかんなら素材と用途がばっちり合いそうです。

++ フライパン倶楽部 ここで調べて、
++ 厨房屋 ここで買いました。

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